そしてほぼ同時に時速100Km/hに到達しました。
という事で結果的には
0-100Km/h加速のタイムは
WRが21gでも20gでも同じになりましたが
軽いWRだと激しく変速が行われる
時速50Km/h~75Km/hの領域で
エンジン回転数が明らかに高くなったので
加速力の違いがもっとも大きく出ました。
あと、普通のPCXよりも大きなトルクを発生させる
PCX e:HEVとPCX160の駆動系チューニングにおいて
無視できない要素としては
WRの重さによる駆動伝達力の違いがあります。
WRを重くする事でプーリーがVベルトを押す力も強くなるので
ベルトがスリップしにくくなり
駆動力を後輪に伝達する能力が上がる事で
全域においてエンジン回転数に対して
速度が乗りやすくなります。
つまり、CVTではエンジン回転数に対しての速度は
必ずしもイコールとはならず
今回の走行テストでもそれが現れていると思います。
特にギア比が固定される時速80Km/hからの
加速力の違いが分かりやすく
今回の走行テストでも時速80Km/h以降から
明らかに21gのWR仕様が20g仕様に追いついています。
特にスタート時から強いトルクを発生させる
ハイブリッドモデルのPCXでは
重いWRを付けるほど加速時の縦Gが強くなる傾向があるので
強烈なモーターのトルクを駆動ロスで逃がさない為にも
出来るだけ重いWRを付ける必要がありますね。
PCX e:HEVとPCX160にだけ
標準モデルのPCXよりも少し重いウェイトローラーが
採用されている理由はここにあると思います。 |