HONDA CBR250RR ハイグリップタイヤの装着 Vol.1 |
今回はCBR250RRにレースにも使われているような ハイグリップタイヤを履かる事で 本当の意味でのRRに生まれ変わらせたいと思います。 |
まずはフロントタイヤから見ていきますが 今回用意したタイヤは ダンロップのα-13SP(110/70R 17MC 54H)で CBR250RRの純正タイヤと同じサイズです。 全日本ロードレース選手権のJP250クラスの指定タイヤという事で 極めてレース志向の強いタイヤですが 完全なスリックタイヤではないので公道も走れるタイヤです。 |
リア側のタイヤは ダンロップのα-13SP(140/70R17 MC 66H)で これもCBR250RRの純正タイヤと同じサイズです。 ちなみに同じサイズでも時速210Kmまで対応しているHレンジと 主に大型バイク用の時速240Km/h以上に対応した Zレンジが選べますが 250ccなので当然Hレンジを選びましたが 価格的にもHレンジの方がお得ですよ。 |
まずはタイヤの重量の基準を知るために CBR250RR純正のフロントタイヤ(ダンロップGPR-300)の 重量を量ってみると3654gでした。 ちなみに1000Kmほど走っているので 新品時よりは少し軽くなっていると思います。 |
ダンロップα-13SPのフロントタイヤ(110/70R 17MC 54H)を 量ってみると3516gでした。 つまり純正タイヤより138gほど軽いですね。 純正タイヤよりもハイグリップタイヤの方が軽いっていうのは 思ってもいませんでしたね。 |
次はCBR250RR純正のリアタイヤ(ダンロップGPR-300)の 重量を量ってみると5248gでした。 もちろんこれも1000Kmほど走っているので 新品時よりは少し軽くなっていると思います。 |
ダンロップα-13SPのリアタイヤ(140/70R17 MC 66H)を 量ってみると5284gでした。 リア側は純正タイヤよりも36gほど重いですね。 まあ、ほぼ同じ重量と言って良い範囲ですね。 |
それではさっそく作業編ですが とりあえず車体からホイールを外す作業から始まります。 |
リアホイールの取り外しに関しては ここのページで詳細を載せているので ここでは省略しますよ。 今回はリヤタイヤの交換作業は フロントと全く同じ作業内容なので省略していますよ。 |
ちなみに前後のホイールを同時に外してしまうと 車体が非常に不安定な状態になるので 前後どちらか片方ずつ作業をする事をお勧めしています。 |
それではフロント側のホイールの取り外し作業から始めます。 まずは車体右側にある 黄矢印のアクスルナット(22ミリ)を緩めてから 左右のスイングアームの末端にある 赤矢印のボルト(12ミリ)を緩めます。 ちなみにトルクレンチを持っていなくて不安な人は 予めナットから車体側に向けて真っ直ぐマジックで 線を引いておくと締め付け過ぎるのを防げますよ。 |
それからフロント用のメンテナンススタンドを使って 前輪を浮かせますが 必ず先にリア側をリフトアップして車体の傾きを 真っ直ぐな状態にしておく必要があります。 フロント側のメンテナンススタンドの使い方は フロントフォークのアンダーブラケットのセンターにある穴に メンテナンススタンドの出っ張りを突っ込んでから 車体前方側に引っ張るように スタンドの取っ手を地面に倒すと持ち上がります。 スタンドを車体に差し込む時にフロントフェンダーに干渉しやすいので 予め分厚い布をフェンダーの上に乗せておく事と リフトアップ時にミドルカウルやヘッドライトの下側に スタンドが干渉しやすいので 車体に対してスタンドが真っ直ぐになるように使います。 あと、フロントを持ち上げる時のコツは ブレーキロックを使ってフロントのブレーキを 掛けた状態の方が車体が後ろに動くのを防いでくれるので スムーズに持ち上がりますよ。 持ち上がったらブレーキロックは解除します。 |
次は足の甲で少しだけ前輪を下から支えながら 車体左側からアクスルシャフトを抜きます。 丁度良い前輪の支え加減になると簡単に抜けますよ。 |
前輪を転がして外します。 ギリギリのリフトアップ量だとこんな感じで フロントフェンダーに引っかかるので斜めに傾けて抜きます。 ブレーキキャリパーもホイールに引っかかりやすいので注意します。 |
アクスルシャフトは邪魔なので元に戻しておきます。 |