HONDA CBR250RR ハイグリップタイヤの装着 Vol.4

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次はホイールのバランス調整を行うので

既存のバランスウェイトを外しておきますが

写真のようにエアバルブの所に

沢山ウェイトが貼り付けてある場合は

バルブの所がそこそこ軽いホイールなので

ホイールの性格とういうか傾向が分かります。

ステッカー剥がしに付属している

樹脂のヘラを使うのがベストですね。

寒い時期だとヘラだけも簡単に外れます。

 

ホイールのバランス調整を行うので

水平が取れるホイールバランサーを使います。

ちなみにスケートボードの高性能なベアリングに取り替えれば

かなり高精度のホイールバランサーに変貌しますよ。

 

シャフトの金具を左右からホイールのベアリングに

しっかり当てて六角レンチでネジイモを締めロックさせます。

ベアリングの端はグリスでベトベトなので

予め拭きとっておいて金具が滑らないようにします。

ホイールが回った時にシャフト部分がちゃんと

追従してホイールと一緒に回っている事を確認して下さい。

ホイールだけが空回りしている状態だと

高い精度でバランス取りする事は出来ませので

シャフトを固定し直します。

 

数回ゆっくりホイールを回して止まった所の頂点に

テープを貼ったりマジック等で点を書いて印をしておきます。

たぶん何回やっても同じ所が頂点に来ると思います。

そこにとりあえず10g程度のバランスウェイト

適当なテープで仮で貼ります。

黒いホイールには黒いウェイトを使うと目立たないので

ホイールの色に合わせて用意してください。

普通のウェイトでも黒マジックで塗れば目立たなくなりますよ。

一列に繋がっているタイプのバランスウェイトは

万能ハサミで簡単に切断できます。

希にタイヤとホイールのバランスが良い状態だと

何回回しても頂点の位置がばらけたりします。

その場合はもうバランスが取れているので

ウェイトを貼る必要はありません。

 

予め、ウェイトを張る周辺をシリコンオフを吹いて

汚れや脂分を拭き取っておきます。

 

ウェイトを貼り付けた所を中心から9時、あるいは3時の所で

止めて手を放します。

バランスウェイトの所が下に回ったら

今貼っているウェイトよりも軽いのを張り直します。

バランスウェイトの所が上に回ったら

ウェイトを追加して貼ります。

それを繰り返していくと

いずれは上手くバランスが取れるので

手を放してもホイールが回転しなくなります。

それから数回ホイールを回して

同じ位置で停止しなくなったらバランスが取れた証拠です。

 

バランスが取れたらウェイトに貼られた両面テープを使って

ホイールに貼り付けます。

ウェイトが10g以上になる場合は

写真のようにホイールの両端に分けて貼ります。

ちなみにウェイトが40g以上になる場合は

希にあるバルブの所がもっとも軽いホイールなので

一端タイヤのビードを落として180度回転させ

タイヤの軽点をバルブの反対側にもっていき

空気を入れてビードを上げて組み直す必要があります。

整備書的にはウェイトを貼る限界は60gとされています。

これでホイールのバランス調整作業は終了です。

 

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