HONDA CBR250RR ハイグリップタイヤの装着 Vol.5 |
それではフロントのホイールを元に戻します。 リア側はリアのスプロケのページで詳細を説明しているので ここでも省略しますよ。 ついでなのでシャフトに適当なグリースを薄く塗っておくと 摩耗を抑えたり回転がスムーズになりますよ。 |
予めブレーキパッドの隙間を適当な工具で広げておくと スムーズにフロントホイールを中に入れてる事が出来ます。 この作業を行ったら必ず作業の最後にブレーキレバーを 数回握ってピストンを押し出して起きます。 |
後はフロントタイヤを転がして ディスクブレーキを上手くパッドの隙間に納めて タイヤを足の甲で少し浮かせながら 車体左側からアクスルシャフトを通します。 |
アクスルシャフトの頭(17ミリ)を抑えながら ナット(21ミリ)を締め込みます。 最後に左右にある赤矢印のボルト(12ミリ)を軽く締めておきます。 これで作業終了です。 シリコンスプレーでタイヤを組んでいるので 濡れた雑巾等でタイヤを拭き取ってから車体を下ろします。 |
タイヤを浮かしている間に リア側も濡れた雑巾で拭いておいた方が良いですね。 本当にビックリするくらいテカテカツルツルですよ。 指で触ってもツルンと滑ります。 冬場に走らせる場合はただの罰ゲームです。 |
とりあえず公道でこのタイヤを使う場合は 皮むきを慎重に行う必要があります。 今回は特に路面温度の低い冬場での走行の話をしますよ。 まずは20分~30分ほど走ってタイヤを温めます。 意図的にタイヤに熱を入れる場合は フロントタイヤはブレーキで温め リアタイヤはアクセルをガバっと開けて トラクションを掛ける事で温まります。 それを直線で繰り返していると 比較的早くにセンター部分の皮むきが行えます。 必ず車体から降りてタイヤを触り ザラザラしている部分の面積を確認しながら 走った方が安全ですね。 それから徐々にコーナーでバンクさせる角度を深めていきます。 コーナーリング中に路面に接地させている部分が 全てツルツルの部分になると確実に滑るので 必ず接地させている所の50%以上は 皮むきした部分を接地させるというイメージで走らせます。 夏場ではそこまで神経質になる必要はありませんが ツルツル部分が無くなるまでは油断は禁物です。 |
ダンロップ α-13SPのインプレッション |
峠道で皮むきしている時には数台の大型バイクから 追い越しをされましたが 正直、皮むきさえ終えれば峠道では ショボい純正タイヤを履いている大型バイクには 付いていける気しかしないというか 公道では無敵なんじゃないかと思うくらい 地面に張り付くようにグリップするので オンザレールというか意のままにラインを描けます。 雨さえ降っていなければね・・ 乗っていて一番楽しく思える所は 明らかに純正タイヤよりもスムーズに車体が傾いて 重量が軽くなった感じがするので 車体の切り返しも鋭くクイックに行えます。 雨さえ降っていなければね・・ ブレーキングも強く深く出来るので 普通にツーリングでまったり走っていても タイヤの温度が適正に保つ事が出来る季節だと これほど安全に走れるタイヤはないんじゃないでしょうか。 とにかく純正タイヤと比べると雨さえ降っていなければ チートしているんじゃないかと思うくらい圧倒的な ドライグリップ力があるので CBR250RRを走らせる事が数倍面白くなった事は間違い無いですし 本当のCBR250RRの神髄を味わえたような気がします。 とりあえず、雨の日にバイクに乗らない人限定で 公道での使用でもお勧め出来ますが 普通は耐摩耗性が高いα-14を選びますよね・・ |