HONDA CBR250RR 魅惑のフルエキゾースト化 Vol.6 |
次は最初に試したジクサー用ビームスマフラーと LCIマフラーとの比較です。 とりあえず排気音の比較から・・ アクラポエキパイ+LCIヘキサゴン(走行音) アクラポエキパイ+ジクサー用ビームスチタン(バッフル無し) エンジンが1万回転以上ブン回ると 個々のマフラー特有の音色の差は無くなって ほとんど同じに聞こえるので マフラーの個性的な音が出るのは9000回転くらいまでですね。 政府認証と言えどもさすがにバッフルを外すと 低音がかなり大きくなるので 政府認証でないLCIのヘキサゴンのバッフル有りよりも うるさくなりました。 LCIマフラーの一時側に消音バッフルを入れたのと ビームスマフラーのバッフル有りとを比べると ビームスのバッフル有りの方が出口の口径が小さいので 低音が減衰されていて静かに聞こえますが 実は少し低音の効いたLCIマフラーの方が 音量自体は小さかったです。 |
走行テスト |
では最後にアクラポヴィッチのエキパイに合うのはどっちなのか ジクサー用ビームスチタンマフラーと LCIのヘキサゴンマフラーを比較してみたいと思います。 左:ジクサー用ビームスチタン(バッフル無し) 右:LCIヘキサゴン ビームスマフラーはバッフルを外して本気モードですが LCIヘキサゴンはテールエンドのバッフルを付けています。 LCIヘキサゴンでテールエンドのバッフルを外すと さすがに爆音すぎますからね・・・ 前回と同じように3000回転から動画を合わせいます。 読み取りのタイミングの問題で速度は同じになってますが やはり低~回転域では 500回転ほど LCIマフラーの方が上回っていますね。 |
そのまま右のLCIマフラーがリードしたまま 1速のレッドゾーンに到達します。 |
2速のレッドゾーン付近では 左のビームスマフラーが少し巻き返してますね。 |
3速のレッドゾーン付近でも 右のLCIマフラーが少しだけリードしています。 |
4速レッドゾーン付近でもだいたい同じくらいの差ですね。 1速の低~中回転域でリードしたLCIヘキサゴンマフラーが そのまま逃げ切った感じですね。 |
一端仕切り直して・・ 次は4速に入れた所から動画を同期させて 高速領域のみでの比較を行います。 左:LCIヘキサゴン 右:ジクサー用ビームスチタン(バッフル無し) 次は左側がLCIマフラーに変わっていますよ・・ |
5速13000回転付近・・ やはり高回転域では右側のビームスチタンの方が 微妙に性能が上回っていますね。 |
6速13000回転弱では・・ これが両マフラーの最高速度になりました。 5速目でついた差がそのまま最高速まで 引きずった結果になりましたね。 11500回転からの高回転域バトルでは ジクサー用のビームスチタンが微妙に勝ちましたが 低~中回転域では圧倒的にLCIマフラーだったので 総合的に見るとLCIマフラーの方に軍配が上がるかなと。 あと、ビームスマフラーは出口のバッフルを外してますからね・・ |
AKRAPOVIC オプションヘッダーパイプ E-H2R3 +LCI 汎用ヘキサゴンカーボンエンドマフラーのインプレッション |
レース用のエキパイとLCIマフラーとの組合せという事で 爆音になるんじゃないかと自分自身も エンジンを掛けるまでかなりビビってましたが 想像以上に排気音が静かで逆にビックリしました。 それでも政府認証マフラーよりはあきらかにうるさいのですが 昼間に走るなら全く問題ないような音量に収まっています。 たぶん、ヘキサゴンカーボンエンドマフラーは LCIマフラーの中でも一番静かなんじゃないでしょうか。 サイズも大きいだけにちゃんと消音材が詰まっているようですね。 もちろん別売りの消音バッフルさえ取り付ける事が出来れば 純正マフラー並の音量にまで落とせます。 加速フィーリングはまさに爽快というか 走行テストでも明らかでしたが 特に低~中回転域でもっともパフォーマンスを発揮出来たので 停車時の発進からすでに車体が軽く感じるほど 気持ちが良い加速が出来ます。 キャタライザー(触媒)が付いてないので排気ガスは当然臭く 15年くらい前のバイクの匂いがしました。 本家のアクラポのエキパイとサイレンサーで組むよりも 2~3万円ほどコストダウンが出来るので 性能もさることながら見た目の立派さからしても かなり満足度が高い組合せだと思います。 この加速フィーリングを味わったら もうノーマルのエキゾーストシステムには戻れませんよ・・ |