HONDA CBR1000RR-R 520コンバート作業 Vol.6

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CBR1000RR-Rチェーンの張り調整

最後にドライブチェーンの張り調整を行うので

アンダーカウルと後輪の間あたりに直尺を立てて

適当な工具でチェーンを上下させ

35ミリ~25ミリの振れ幅に収まるまで

チェーンのアジャスターボルトを伸ばしていきます。

ちなみにチェーンの振れ幅を緩めの35ミリに調整すると

リアサスペンションの動きが抑制されないので

乗り心地が良くなる傾向があり

張り気味の25ミリに調整すると

アクセルレスポンスが良くなる傾向があります。

注意点として、チェーンを張りすぎた場合は

多めにアジャスター緩めてから調整し直す事と

後輪を後ろから前に向かって蹴ると

スムーズにリセットが出来ます。

 

チェーンの振れ幅が35~25ミリ内に入ったら

アジャスターボルトを抑えながら

ロックナットを絞めます。

アクスルシャフトナットを締めると固定されるので

ロックナットはあまり強く締め付ける必要はないですよ。

 

アジャストプレートの位置とここの目盛を基準に

車体右側でも全く同じ位置になるように

チェーンアジャスターを調整します。

ちなみに・・

車体右側のアジャスターを調整すると

多少はチェーンの張り具合に影響するので

チェーンが更に張っていきます。

なので予め、5ミリほど緩めにチェーンを張っておき

右側のアジャスターを調整してから再度

チェーンの張り具合を確認しつつ

再び左側のアジャスターから調整し直す事で

高い精度で狙った張り具合に調整出来ます。

 

より高い精度で左右の位置を合わせるなら

直尺を当ててミリ単位でスイングアームの端までの距離を計り

車体右側でも同じ距離になるように調整します。

 

チェーンの張り調整が終わったら

アクスルシャフトナットを締め込みます。

締め付けトルクは135N・mです。

 
CBR1000RR-R520Conversion

これで520コンバート作業が終わりました。

駆動系を軽量化する事で

リアサスペンションの動きが良くなったり

ブレーキの効きが良くなったり

高回転域での加速がさらに鋭く

アクセルに対してリニアに反応するようになりますが

体感出来るかどうかはまた別の話なので

違いの分かる人になりたいものですね。

 
   
 
 
 

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