YZF-R125・R15 フルエキゾーストシステム Vol.1 |
今回はYZF-R125のエキゾーストパイプと サイレンサーを交換して 独自のフルエキゾーストシステムを 出来るだけ低コストに構築したいと思いますが YZF-R15やMT-125と共通の作業になります。 国際基準の音量規制になってからは 純正マフラーが優秀に(うるさく)なったので 社外品のマフラーに交換しても エンジン出力アップはほぼ望めなくなりました。 なので主に軽量化の為にマフラーを交換したいと思います。 まずはエキゾーストパイプですが ネットで売られている 激安のチタンエキゾーストパイプを用意しました。 |
次はチタンエキパイに組み合わせるマフラーです。 まずは消音性能が高い 100パイの太いサイレンサーを用意しましたが BEAMSの汎用カーボンGPテール(100mm×長さ300mm)です。 差し込み径も2種類から選べますが 今回使うエキパイにそのまま差し込む事が出来る 50.8mm(U203-01-002)のタイプと 60.5mm(U203-01-001)がありますが 60.5mmのもっとも大きなサイズだと アダプターを別途用意するで どんな車両にでも使う事が出来る汎用性の高さがあります。 |
次はチタンのエキゾーストパイプに合わせて チタン製のサイレンサーを用意しましたが LCIのラウンドフルチタンマフラー(84mm×350mm)です。 LCIでは車種別にフロントパイプと サイレンサーをセットにして販売していますが これはサイレンサーだけの汎用品で こちらも差し込み口の径を選べますが 今回は50.8mmのタイプを使っています。 細い分だけビームスのサイレンサーと比べると 消音材の量が少ないので消音性能は低いのですが 見た目のチタンエキパイとの相性は抜群です。 |
まずはYZF-R125の純正マフラーの重量を量ってみましたが 4966gだったので約5Kgですね。 エキゾーストパイプからサイレンサーまで どこにもつなぎ目がない一体物なので 保管場所に苦労しますね。 |
今回取り付けるエキパイとサイレンサーの重量を量りましたが ビームスのカーボンマフラーが1179gで LCIのチタンマフラー1229gで チタンエキゾーストパイプが531gでした。 どのサイレンサーと組み合わせても1Kg台に収まりますね。 つまり、今回は約3Kgの軽量化が出来ます。 |
ちなみにチタンエキゾーストパイプの半額ほどで売られている ステンレス製の場合は1084gでした。 つまりチタン製にする事で重量は ステンレス製の約半分に収まります。 |
チタン製とステンレス製の違いは 重さや価格だけでなく 排気ガスの熱で焼きが入った時の色が全く違っていて ステンレスが焼けるとブロンズ色に変わりますが チタンでは主にブルーに変わります。 |
ちなみにこれは汎用カーボンGPテールでも 100mm×長さ450mmの長いタイプ(U103-01-001)ですが YZF-R125はフルサイズのバイクなので このサイズのサイレンサーを取り付ける事も可能です。 ただ、本来は大型バイクのクラスが装着するサイズなので 125ccのエンジンだと 排気音が聞こえなくなるくらい強力に消音されます。 |
あと、長いサイレンサーを固定する場合の問題点としては 純正マフラーを固定している同じ位置に固定すると サイレンサーの差し込み口付近に固定する事になるので 構造的にも見た目的にも不安定な感じになります。 なのでタンデムステップを撤去し 汎用のマフラーステーを使って固定した方が より安定した状態に固定出来ます。 |
それでは早速作業編ですが まずはマフラーを車体から取り出せる状態にするので 前輪の裏にあるボトムカウルを外します。 左右で4本のプラスネジを外しますが 取り付け時の締め付けトルクは1.8N-mです。 |
ボトムカウルの底に2つのプッシュリベットがあるので外します。 プッシュリベットは真ん中を少しだけ凹ませてから 全体を抜き取ります。 |
後は左右のカウルのツメに引っ掛けてあるだけなので カウルから引き剥がします。 これでマフラー全体を取り外せる状態になります。 |