YZF-R125・R15 フルエキゾーストシステム Vol.5 |
次は汎用サイレンサーを YZF-R125のエンジンに合わせて改良します。 というのも汎用サイレンサーをそのまま使うと 排気ガスが抜け過ぎるので 排気量が小さいエンジンだと最高出力が落ちてしまいます。 ちなみに150ccあたりまでは 125ccと全く同じ構造でも問題ありません。 まずはビームスマフラーの 固められたバッフルを外したいと思いますが まずはボルトナットを外しておきます。 |
次は適当な物を使って バッフルとマフラーの境目をなぞって ゴムのようなボンドを剥がします。 |
あとは一次側からサイレンサーよりも長い 棒のような物を差し込んで ハンマーで棒を叩いてバッフルを押すと抜けます。 |
バッフルが抜けるとこんな感じになっていますが この大きな口径のバッフルでは 排気ガスが抜けすぎてしまいます。 |
次はサイレンサー内の口径を絞る為に パンチングメタルの板を使ってパンチングパイプを作ります。 |
適当な棒状の物にパンチングメタルの板を 巻き付けながらプライラーで筒状の形に整えます。 |
パイプの所以外を万能バサミを使ってカットし切り離します。 |
端の部分が丸くなるように プライヤー等で挟んで形を整えます。 |
これでパンチングメタルパイプが出来ました。 万能バサミでカットする場合は 一端広げて板状にしてからしかカット出来ないので 板状の時に長さを決めておきます。 |
もっとも手軽にパンチングメタルパイプを固定する場合は ステンレスたわしを使います。 ステンレスたわしは主に パイプをサイレンサーの中心に固定する為に使っていますが 排気音をより消音する効果もあります。 |
それをマフラーに差し込んでいきますが 入らない場合はステンレスたわしを 万能バサミでカットして量を減らします。 |
こんな感じで仕上がりましたが サイレンサーにもキャタライザーを入れる場合は 予め短めにパンチングパイプを作る必要がありますね。 ちなみにこの写真のパンチングパイプの径だと 150ccまでのエンジンにはまだ大き過ぎで 親指が入るかどうかくらいの口径で十分です。 |
サイレンサーの出口には なるべく内径が小さい58mmのバッフルを取り付けますが バッフルとマフラーとの間にはどうしても隙間が出来るので ビビり音対策テープを使って なるべくマフラーとの隙間をカツカツにした方が良いですね。 |
するとこんな感じになりますが ベストなバッフルの内径は20mm程度までですね。 それでは排気音を収録してきたので 純正マフラーと比べてみます。 口径は絞りましたが それでも純正マフラーよりは口径が大きい事や ストレートに排気ガスが抜ける構造により 主に低音域の音が増えていますが 音量自体は純正マフラーに毛が生えた程度なので 政府認証マフラーよりも 圧倒的に静かに抑えられていると思います。 |
車体全体から見るとこんな仕上がりです。 |