YZF-R125・R15 タイヤ交換作業とローダウン Vol.2

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YZF-R125(RE45J)リアホイール

後輪が外れたのでタイヤを外す準備をします。

ちなみにα-14のようなハイグリップタイヤは

基本的にゴムが柔らかいので

脱着作業の難易度は低いです。

 
YZF-R125(RE45J)ドリブンスプロケットとハブ取り外し

まずはドリブンスプロケットを土台(ハブ)ごと

ホイールから抜き取ります。

 
YZF-R125(RE45J)ハブダンパー

スプロケットの裏側にはゴム(ハブダンパー)が

取り付けてあるので全て外しておきます。

 
YZF-R125(RE45J)虫ゴム外し

次はエアバルブのキャップを外して

適当な物でバルブの中のピンを押して

タイヤの空気を抜いてから

バルブコアレンチを反時計回りに回して虫ゴムを外します。

慣れている人は虫ゴムを外しなら空気を抜いても良いですが

くれぐれも虫ゴムを風圧で飛ばさないように注意します。

 

これでエアバルブの虫ゴムが外れました。

 
ビートブレイカー

それではまずタイヤのビートを落としますが

タイヤレバーを使ってビートを落とす作業は

タイヤ交換作業の中でも

もっともしんどい作業ですし

何よりホイールを傷つけるリスクがもっとも高い作業なので

今回はホイールにキズを付けずに簡単にビートを落とせる

ビートブレイカーを使います。

バイク用のビートブレイカーはサイズが小さいのですが

上手く使えば4輪のクルマにも使えるので万能ですよ。

 
YZF-R125(RE45J)タイヤビート落とし

分厚い敷物を敷いてから

ビートブレイカーのツメをホイールリムのすぐ手前の

タイヤの縁(ビート部)を押し込む事でビートが外れます。

タイヤにも寄りますが大体2箇所にツメを入れると

片側全体のビートが落ちます。

片側のビートが落ちたら

ホイールを裏返して反対側も同じようにビートを落とします。

分厚い敷物はタイヤ交換作業にはもっとも重要で

作業中は常に敷物の上で作業を行うので

ホイールを床に押しつけても傷が付かない分厚い物を使います。

 

次はビートワックスをタイヤのビート部(縁)に

一周全てに塗りますが

今回はシリコンスプレーで代用しています。

ちなみにビートワックスを使った方が

圧倒的にタイヤ交換の難易度は下がります。

というのも、シリコンスプレーでは吹きかけにくい

ビート部が接触するホイールのリムの内側に塗る事が出来るので

よりスムーズにタイヤを剥がす事が出来ます。

とにかくタイヤとホイールが接触する両方の滑りを

良くしておく事が重要です。

 
YZF-R125(RE45J)リムプロテクター

次はリムプロテクターをリムに引っ掛けます。

ちなみにリムプロテクターを3つ使う必要があるのは

外れにくいタイヤ・・

主に硬いトレールタイヤや低扁平タイヤの場合のみで

今回のYZF-R125に履くようなタイヤでは

2つあれば問題ないと思います。

 
YZF-R125(RE45J)タイヤ脱着

次はリムプロテクターの所にタイヤレバーを差し込み

タイヤのビート部にタイヤレバーのツメを引っ掛けます。

これも特別外れにくいタイヤの場合は

3本のタイヤレバーを同時に使いますが

今回は2本でも外せます。

2本のタイヤレバーを使う場合は

矢印あたり(2つのリムプロテクターの端と端)に差し込みます。

コツとしてはタイヤレバー同士の距離感がもっとも重要で

硬いタイヤほどタイヤレレバー同士を近づけないと

タイヤレレバーが起こせないほど硬くなるので

その場合はレバー同士の距離を縮めるので

そうなると硬いタイヤでは3本使う事になります。

 
YZF-R125(RE45J)タイヤ取外し

最初は硬いのでタイヤレバーを倒したり戻したりを

小刻みに繰り返してタイヤ全体を上に引き寄せてから

タイヤレバーを倒してローターの裏に引っ掛けておきます。

 

あとは順番にタイヤレバーを倒すと

タイヤ全体の1/3くらいが外れます。

1/4くらいだとタイヤがリムの内側に戻ろうとしますが

1/3くらい外れると戻ろうとしないので

戻るか戻らないかのタイヤの挙動が

素手でタイヤを剥がせる目安となります。

 

あとはもうタイヤレバーを外してから

ホイールを足で押さえつけながら

素手でタイヤを手前に剥がすと

タイヤの半分がホイールの外に出ます。

なかなか外れない場合は

両手と背筋の全てを使って剥がしますが

剥がした勢いで体がすっ飛ばないように注意します。

 

次はタイヤをホイールの外に外しますが

先にリムの内側にシリコンスプレー(ビートワックス)を

1周塗っておきます。

シリコンスプレーで吹くのは難しいのですが

ビートワックスの場合は

リムに接触するタイヤのビート部の内側にも一周分塗ると

剥がす難易度が下がります。

 

先ほどシリコンスプレーを吹いた奥側のリムに

リムプロテクターを2~3つ装着し

タイヤレバーのツメを下向きにして差し込みますが

ここもYZF-R125が装着するようなタイヤなら

2個のプロテクターと2本のタイヤレバーで外せますよ。

コツとしてはここもタイヤレバー同士の距離感で

タイヤの硬さによって距離を変えます。

ちなみに撮影で手をレバーから離すので

手前にもリムプロテクターを取り付けていますが

付ける必要はありません。

 

タイヤレバーを同時に持ち上げて

タイヤをホイール外に押し出し

このままの状態をキープしつつ・・

 

ホイールを地面に置いて足でホイールを押さえつつ

タイヤの下側をもう片方の手で持ち上げて

ホイールから剥がします。

あるいは、タイヤレバーの先端をもう片方の手で持って

手前にタイヤを引き剥がします。

ここがもっとも背筋力を使いますが

いかにタイヤとホイールが接触する部分に

しっかりとビートワックスやシリコンスプレーが

吹けているかで難易度が変わります。

 
YZF-R125(RE45J)タイヤ取外し

これでホイールからタイヤを剥がせました。

 

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