SUPER SOCO TCワンダラー インプレッション Vol.1

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TCワンダラー

原付二種の近未来を思わせるクラシカルなスクランブラー。

スーパーソコのTCワンダラーは

オーストラリアのVmoto社が作った電動バイクなんですが

TCストリートハンターという元のバイクがあり

その派生モデルがTCワンダラーで

トレールタイヤを装着した電動スクランブラーです。

まるで今から15年くらい先の

EVが当たり前になった近未来に

1970年あたりのスクランブラーを再現したようなバイクなので

未来なのか過去なのかよく分からない所が

TCワンダラーが持つ独特な世界観だと思います。

 
TC_WANDERERリアローアングル

デザイン

ベース車というか兄弟車のTSストリートハンターは

徹底的に近未来感を押し出したデザインなのに対し

TSワンダラーはカウリングこそ

いかにもEVの近未来な雰囲気が漂っているのですが

丸目のヘッドライトやアナログメーター、シートなど

スクランブラーを思わせる

クラシカルなパーツで構成されています。

 
TC_WANDERERメーターバイザー

メーターの所には小さなバイザーが装着されていますが

風防としての効果はほとんど無いので

見た目のオシャレだけだと思いますが

ただ、ステーは使えるので

大きなスクリーンを装着する事も容易に出来そうですね。

 
TC_WANDERERヘッドライト正面

灯火類

クラシカルな丸型のLEDヘッドライトなんですが

LEDとしてはそこそこ光が拡散してくれるので

ロービームは特に問題はありませんでした。

車幅灯は何だか先進的な感じがしてオシャレですね。

 
TC_WANDERERハイビーム

そしてハイビームのスイッチを押すと

下側も発光しますが

ハイビームはあまり光が拡散しないタイプですね。

ガソリンエンジン車で言えば

ホンダのレブルシリーズが採用している

LEDヘッドライトと同じで正面の狭い範囲を照らす

スポット光のようなハイビームです。

 
TC_WANDERERテールランプ

テールランプやウインカーも当然LEDなんですが

かなりシンプルなテールランプのデザインですね。

このシンプルさに慣れてくると

逆に一周回って未来を感じます。

 
TC_WANDERERシート

シート

どのボディカラーを選んでも

茶色が基調になっているので

それに合わせてシートのカラーもブラックではなく

暗めなタン色なのですが

タックロール加工もよりクラシカルな雰囲気を演出しています。

シートのクッションは少し硬めな印象なんですが

シートの幅はしっかり確保されていて

お尻全体に体重が分散出来るので

それほどお尻は痛くはならない印象ですね。

あと、シート前方から後部に向かっての角度が緩いので

体型に応じて後ろ寄りに座ったり、少し前よりに座ったりと

座るポジションの自由度は高めだと思います。

125ccクラスとして見れば十分優秀なシートだと思いました。

 
TC_WANDERERシート真横

足つき性

スペック表のシート高は760mmという事で

ガソリンエンジン車で言えば

ほぼほぼホンダのCB400程度なので

身長170センチの短足でも

ステップの後ろ側だとベッタリ両足が地面に付きました。

ただ、自然に足を下ろすとステップの前側になるのですが

片足を地面に付けるとヒザが少し曲げられるくらい

余裕をもった状態で足が地面に付きます。

車両重量はバッテリーを2本積んだ状態で約117Kgなので

ほぼホンダのCT125と同じ重さですね。

なので125ccクラスのガソリンエンジン車と比較しても

かなり扱いやすい部類に入るバイクだと思います。

あとEVならではの特徴としては

マフラーが車体の下を通っていないので

シート高は低くても

路面からの最低地上高が高く確保出来るので

このTCワンダラーでは地面から190mmの高さがあり

スクランブラーとしては十分以上な高さがあるので

段差等でお腹を擦る事はまず無いですね。

 

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