SUPER SOCO TCワンダラー インプレッション Vol.6

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TC_WANDERERリアショックアブソーバー

ユーティリティ

TCワンダラーはインホイールモーターを採用した事で

ボディ部分には広大なスペースがあるので

ホンダのNC750シリーズのような

ラゲッジスペースが存在しています。

 
TC_WANDERERフロントタイヤ

物理キーでフタを開けるとラゲッジスペースのトレーがあります。

 
TC_WANDERERフロントブレーキ

小さめのカメラバッグならスッポリ入りましたが

さすがにヘルメットを収納出来るほどの横幅は無いですね。

 
TC_WANDERERリアブレーキ

ラゲッジスペースのトレーを抜き取ると

下にはリチウムイオンバッテリーが2本入っています。

ちなみにリチウムイオンバッテリーが1本のモデルもあり

車両価格が約10万円ほど安く販売されています。

バッテリー単品で購入すると18万円ほどするので

やはり2本のモデルを購入した方がお得ですね。

1本のバッテリーで十分な走行距離の生活でも

2本をローテーションで使用する事で

劣化を最小限に抑えられますし

週末のプチツーリングの時だけ2本を使うという

より幅の広い乗り方が出来ます。

マンション住まいの場合は

バッテリーを車体から抜いて家に持って帰り

アダプターから直接バッテリーに接続して充電を行いますが

リチウムイオンバッテリーの重量を量ると

一本で約13.6Kgだったので結構重いというか

毎日持ち運ぶとなると苦痛だと思います。

 
TC_WANDERERシングルバッテリー

中心には仕切りがあるので

気軽にバッテリー1本での運用も可能です。

1本だけで走ると車体の重量が103Kgになるので

まるで別のバイクに乗っているかのような軽さになりますし

余ったもう一本のバッテリーを庭で充電させておけば

家に帰る度に充電されたバッテリーが使えるので

ずーっと走り続けることも出来るので

ウーバーイーツなど配達の仕事にも使えそうですね。

あと、2本のバッテリーを搭載出来る車両での

隠れた遊び方というかメリットとしては

バッテリーの搭載位置を変えると

前後重量バランスが変わるので走行フィーリングが変化します。

フロント側にバッテリーを載せると直列4気筒エンジンのような

フロントタイヤにしっかり荷重が乗った

安心感のある重量バランスになりますし

リア側にバッテリーを載せるとV型エンジンのような

ヒラヒラ感のある軽い旋回が出来ます。

 

さらに1本のバッテリーで運用した場合

縦19センチ×横19センチ×高さ50センチほどの

バイクとしては驚異的なスペースが生まれるので

ガソリンエンジン車では絶対にマネが出来ない

TCワンダラーの真骨頂なのかもしれません。

ただ、トレーを外すとフタとの気密性が失われ

雨の侵入を防げなくなるので

お勧め出来る使い方ではありませんけどね。

 
TC_WANDERERシート下

物理キーを使ってシートを外すと

下には配線が通っているくらいなので

小物なら載せられない事もないんですが

スペースはかなり限られていますね。

 
TC_WANDERER充電ソケット

シートの下を通っているフレームの末端には

左右で4つのネジ穴があるので

サイドバッグの装着など何かと使えそうですね。

 
TCワンダラーUSBソケット

ハンドルバーにはタイプAのUSB電源が

標準装備されています。

 
スーパーソコTCワンダラー

SUPER SOCO TCワンダラーの総評

TCワンダラーについては

今回全て話し尽くせたと思っていますが

話をまとめると・・

インホイールモーターによる浮遊感がクセになる加速感。

ボディ部分には広いラゲッジスペース。

2バッテリーによる電動バイクとしては長い航続距離。

フルサイズだけど軽くて扱いやすく

楽な姿勢でのライディングポジション。

という感じでしょうか。

TCワンダラーの全体的な印象としては

EVならではの装備や機能が省かれている事で

ガソリンエンジン車とほとんど変わらない操作感で

走らせる事が出来る所はメリットだと思いますが

回生ブレーキやバック走行機能、クルーズコントロールなど

電動バイクならではの機能が

TCワンダラーには一切無い所をどう思うかですね。

動力性能に関しては

バッテリーが弱まる気温5度以下での

平均時速60Km/h以上の幹線道路や

林道の急な坂道では不安になる動力性能なのですが

無音で浮遊感のある走りは

未来の乗り物な感じがして楽しいです。

50ccクラスの原付一種の電動バイクは

おもちゃ程度にしか使えませんが

TCワンダラーは原付二種の区分という事で

普段の足として使う実用性も兼ねているので

EVの特性が普段の生活に合っているのなら

これほど面白い乗り物は今の所無いと思いますし

ガソリンエンジン車を数台所有していても

もう電動バイク無しの生活は考えられない自分がいます。

ただ、電動バイクを購入しても後悔しない

絶対的な必須条件としては

バイクを乗り入れ出来るスペースや庭に

100Vコンセントがある事ですね。

とにかく、ガソリンエンジン車をEVに乗り換える事で

不便になる事が一つでも増えるのなら

絶対に買わない方が良い事だけは確かです。

 

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