SUPER SOCO TCワンダラー インプレッション Vol.2

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TC_WANDERERライディングポジション

ライディングポジション

グロムやモンキー125のような

アップタイプのハンドルバーが採用されているので

グリップの位置は高めなのですが

固定されている角度がほぼ垂直で

車体の前寄りにグリップがある感じになるので

思ったよりも少し前傾になりますね。

しかし、これは初代のグロムと同じで

ハンドルバーを手前に向けて固定し直せば

背筋が立った楽な姿勢で運転が出来るようになります。

運転している時のサイズ感は250ccクラスなので

車体が軽くて扱いやすいながらも

ちゃんとバイクに乗っている感じを味わえます。

 
TC_WANDERERアルミステップ

ステップの位置は少し低めの前寄りなので

窮屈さを感じない楽な姿勢で乗れる位置にあります。

ハンドルバーの位置が高いので

それに合わせて前寄りにステップがあると思うのですが

足を地面に着く時の邪魔になる位置にありますね。

ただ、足つき性自体は良いので

特に問題にはならないと思います。

 
TC_WANDERERハンドルバー

ハンドルまわり

特に一般的なガソリンエンジン車との違いはありませんが

EVは基本的にトランスミッションを積んでいないので

左レバーはリアブレーキになり

スクーターに近い操作性になりますね。

ハンドルバーが固定されている根元部分の太さは

一般的な22.2mmではなく

主にオフロード車に採用されている28.6mmの規格なので

アップハンドルにしては

手に伝わってくる剛性感は高くしっかりしている印象です。

 
TC_WANDERER右グリップまわり

右のグリップまわりをみてみると

上からハザードランプスイッチと

その下に3・2・1の走行モードスイッチがあります。

この走行モードが選べるスイッチはEVならではというか

ほとんどの電動バイクに採用されています。

下にある赤いスタータースイッチは

ブレーキレバーを握るのと合わせて押す事で

車体が発進出来る状態になるので

車体の電源を入れても

すぐには発進が出来ないようになっています。

 
TC_WANDERER左グリップまわり

左のグリップまわりは特にガソリンエンジン車と

ほとんど変わりはありませんが

ウインカーのスイッチは一般的なガソリンエンジン車とは違い

元の位置に戻る構造ではないので

ウインカーを出すとスイッチを意識して

中心に戻す繊細な操作をする必要があるので

適当に操作してしまうと右から左へと

スイッチが行き過ぎてしまう所はストレスに感じますね。

 
TC_WANDERERメーター

メーター

90Km/hまで刻まれたアナログの

スピードメーターが採用されていますが

そのすぐ右のオレンジ色の数値はマイル表示です。

このスピードメーターの大きな特徴としては

GPSの速度計をほんの少しだけ上回っている所ですね。

原付二種なので車検は無いのですが

車検に通るギリギリの範囲でプラス側に振れています。

一般的なスピードメーターでは

GPSの正確な速度よりもかなり低く表示されるので

このスピードメーターで時速60Km/hを指している場合は

一般的な車両のスピードメーターだと65Km/hくらい出ています。

逆にGPSとの速度差が少ないので

正確に速度を表示しているスピードメーターとも言えますね。

おそらくそれらの理由は

TSストリートハンターのスピードメーターと

同じ計算で速度を割り出しているので

TSストリートハンターよりも

タイヤの外形が大きくなっている分だけ

TCワンダラーではプラス側に振れた可能性がありますね。

あと、トリップメーターが無い所も珍しいのですが

液晶画面に表示されている数値は

走行モードの数値とオドメーター、航続可能距離、

A・Bの2本のバッテリー残量で

メーター裏側にあるボタンを押す事で

航続可能距離が外気温度に変わります。

液晶画面の一番下にあるCの表示は

バッテリーやモーターを制御しているコントローラーの温度計です。

 
TC_WANDERERコントロールユニット

前輪の後にあるのがコントロールユニットです。

夏場でもまず温度が上昇し過ぎる事はありませんが

走る勢いが止まるくらいの急な坂道を上ったりして

モーターに負荷を掛ける事で温度が上昇していきます。

 
TC_WANDERERメーターバックライト

ちなみにこのTCワンダラーのメーターは

普段はバックライトがオフになっていて

周囲が暗くなるとメーターの表面にあるセンサーが感知し

バックライトが点灯します。

バイクとしてはかなり珍しい機能ですが

ほんのわずかでも消費電力を抑えて

航続距離を伸ばそうとしている姿勢は素晴らしいですね。

 

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