SUPER SOCO TCワンダラー インプレッション Vol.4 |
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電費 |
2本のバッテリーを100%まで充電した時に メーターパネルに表示される航続可能距離を調べましたが 220、180、100と綺麗にピッタリな数値が並んでいますね。 これはもちろん理論値であって実数値ではないです。 同じ残量の2本のバッテリーを積んでいる場合は 1%差くらいで交互に消費していきますし 片側一本の残量だけが多い場合は 多い方を優先して消費していくので いずれは2本とも同じ残量になる仕組みになっています。 スペック表の最大140Kmという航続可能距離は 体重55Kgの人が時速45Km/hで走行した場合なので 時速45Km/hよりも遅い速度で走ったり 気温など良い条件が揃った場合は 1Km=1%の消費電力で走る事も出来るので フル充電だと航続距離が200Kmに到達する事も 夢では無いのかもしれませんが 実際には信号で止まったり、道には多少なりとも勾配があるので 相当厳しいと思いますが 気軽に出来る電費対策としては タイヤの空気圧をパンパンに入れる事ですね。 |
リチウムイオンバッテリー |
バッテリーの性能は気温に左右されるので 気温が15度以上はないと ベストなパフォーマンスは発揮出来ません。 気温が10度を下回る季節ではベストな気温と比べて 航続距離が約20%ほど落ちる事が分かっています。 実際に気温が10度を下回る季節に もっともパワフルな走行モード3固定で市街地を走った場合 1%あたり約0.45Km走れたので フル充電での航続距離は約90Kmになりましたが 走行モード3でもアクセルを全開にしなかったり なるべくアクセルオフにして惰性で走らせる事で 電費を稼ぐことが出来ます。 ちなみにアクセルをオフにすると ほぼニュートラル状態になりますよ。 リチウムイオンバッテリーの劣化を考慮した場合 充電量は最大でも80~90%ほどに抑えた方が良いですし なるべく20%を切らないように使った方が バッテリーには優しいですね。 バッテリー残量と動力性能の関係については おそらくバッテリー残量に比例してリニアに 加速性能は落ちていくのだと思われますが 体感的には40%を切ると 加速の勢いが落ちてきた事を体感できるようになり さらに20%を切るとまるでセーフモードに入ったかのように 加速の勢いが無くなり 最高時速はギリギリ50Km/h出るかという感じですね。 |
充電 |
TCワンダラーには車体右側の側面に充電ソケットがあるので シートを開けるなどカギを使わなくても スムーズに充電する事が可能です。 |
車体に付属している専用アダプターから充電しますが 一般的な100Vだけでなく 変換アダプターを使う事で200Vにも対応しています。 100V充電では1本のバッテリーを満充電するのに 約8時間掛かり、45分で約10%充電する事が出来ます。 2本だと満充電するのに計16時間掛かることになりますが 実際にEV生活をしていても 電動バイクに乗る某テレビ番組みたいに バッテリーを0%まで使い果たす事はまず無いので 実際には継ぎ足し充電の日々ですね。 ちなみにバッテリーを2本積んでいる状態だと 電気の残量が多い方から順番に充電する仕様です。 充電中は車体の電源を入れて メーターを見る事でバッテリー残量が確認出来ますが バッテリー本体のLEDランプも点灯するので 車体を介さずに直接確認する事も出来ます。 |
スマートキー |
TCワンダラーには車体の電源を入れるスマートキーと シート等を開ける為の物理キーが2セット付いています。 ボタンの絵を見ても何となく分かりますが セキュリティが標準装備されているので セキュリティが掛かった状態で 車体に振動を与えるとブザーが鳴り響きますし その状態で車体を動かそうとすると モーターに少しだけ駆動力が伝わり 後輪がロックされたように回らなくなるので 車体を動かせなくなります。 |
上のもっとも大きなボタンが車体の電源を入れるボタンで 下の縦長のボタンがセキュリティを解除するボタンと セキュリティをオンにするボタンですが このスマートキーは取り扱いがかなり厄介で ボタンがボディ部分とほぼツライチな上に ボタンのストローク自体も極めて短い為 ボタンに軽く触れただけでも反応する事があるので 特にポケットの中に入れているだけで押してしまう事があります。 走行中にボタンを押しても車体は反応しないのですが 停車時に押してしまうと車両の電源が落ちてしまいます。 しかも、車体の電源が入っている状態では 3つのボタンのどれを押しても車体の電源が落ちるという まるで罰ゲームをしているかのような仕様です。 ちなみに車体を保管している時にも 知らない間に車体の電源が入っていた事があったので 保管時の対策としては必ずセキュリティを掛ける事です。 セキュリティが掛かっている状態では セキュリティの解除のボタンを押してから 大きな丸いボタンを押すという2工程が必要なので 知らない間に電源が入る事をほぼ100%防げます。 なのでやはり運転中の停車時が もっとも不意に電源が落ちる可能性が高いという事で 走行中のスマートキーの置き場所には 細心の注意が必要です。 |
ちなみにハンドルロックはアメリカンのバイクのように フロントフォークの所にあるので物理キーを使ってロックします。 |