Rebel 1100 DCT インプレッション Vol.5

HOME - GARAGE - Rebel1100 - Impression

レブル1100DCTメーターパネル

メーターパネル

レブル250・500が作り上げた世界観を維持する為にも

シンプルな外観のメーターパネルなんですが

タコメーターや電子制御など情報量はかなり増えているので

詰め込んだ感じになっていますね。

ちなみに13度というのは水温計ではなく外気温です。

 
REBEL1100DCT電子制御

電子制御

左から「P」はエンジン出力特性

「T」はトラクションコントロール(HSTC)

「EB」はエンジンブレーキで

走行モードのスポーツ、スタンダード、レインを変更する事で

それぞれの数値が変わりますが

ユーザーモードにすると任意で数値を変えられます。

まずはP値から・・

3はすべてのギアでフルパワー設定なんですが

特に1速~2速では想像以上にアクセルレスポンスが良すぎるので

クルーザーとしてはそのビンビンなレスポンスが逆に

しんどく感じるときがあります。

P値のレベルを下げると

アクセル開度に対する反応が鈍くなるので

非常に扱いやすいレスポンスになります。

T値のトラクションコントロール、通称トラコンは

アクセルオンによる駆動輪(後輪)の滑りを抑制する機能ですが

3段階で調整出来るほかにオフにする事も出来ます。

バイクの場合、トラコンが過剰反応すると

思わぬ所でアクセルを勝手にオフにされるので

低速時では立ちゴケに繋がる危険性がありますが

トラコンが過剰反応するような路面を

あえてレベル3で走りましたが全く問題がなかったので

よほどの未舗装路でない限り、レベル3でもちゃんと使えますね。

EB値のエンジンブレーキの強さは

もう好みで選んでくださいって感じですね。

 
REBEL1100DCTフロントフォーク

フロントフォーク

路面からの突き上げ感は

クルーザーらしくソフトなんですが

それよりもハンドリングが個性的というか

キャスター角が一般的なクルーザーよりも

それほど寝ていない事が影響しているのか

直進性とコーナーリングのバランスが良いので

一般的なネイキッドから乗り換えても

それほど違和感なく旋回できますね。

そういうクルーザークルーザーしてない所が

レブルシリーズの良い所なのかもしれません。

 
REBEL1100DCTフロントプリロード調整

フロントフォークにはネジが付いているので

プリロード調整が出来ますよ。

大抵のバイクは2名乗車を想定しているので

一人乗りしかしない場合は

少しプリロードを弱める事で

主に低い速度域での乗り心地を改善出来ます。

 
REBEL1100DCTリアショックアブソーバー

リアサスペンション

クルーザーらしいというか

少しクラシカルにも感じるツインショックなんですが

レブル1100にはスポーティな見た目の

別タンク式のショックが付いていますね。

分厚いシートも相まって

そのままの状態でも乗り心地は良いのですが

オフロード車のような良く動くフワフワした乗り心地ではなく

減衰力を感じるコシのある上質な乗り心地を感じるので

プリロードを固めればスポーティに走る事も出来そうですね。

プリロード調整は無段階式なんですが

カチっと手応えを感じる引っかかりが作ってあるので

左右で同じ設定にするのも簡単です。

ちなみに車載工具に調整用のフックレンチも入っています。

 
REBEL1100DCTフロントブレーキ

フロントブレーキ

排気量の割にはシングルディスクなんですが

リッターSS並の大型ディスクに対向4ポッドの

ラジアルマウントキャリパーが付いているので

クルーザーらしい見た目を維持しつつも

しっかり止まるように配慮されている感じですね。

ガツンと効くようなブレーキではありませんが

クルーザーとしては制動力に不満を感じませんでした。

個人的にシングルディスクの

コントロール性の良いブレーキフィーリングは好きです。

ちなみに前軸の重量は108Kgです。

 
REBEL1100DCTフロントブレーキキャリパー

レブル1100の全身真っ黒なデザインを演出する為なのか

キャリパーの印字は表面には無く

見えにくい所に、こっそりトキコの印字がありました。

 
REBEL1100DCTリアブレーキ

リアブレーキ

楕円マフラーのおかげでのぞき込まないと

全く見えないリアブレーキなんですが

やはりメーカーの印字が表面にはありませんね。

リアブレーキだけに特に強力に効く印象はありませんが

前後ブレーキバランスで言うと

一般的なスポーツバイクよりもリアが強めな印象です。

なので、リアブレーキを少し強めに効かせる事で

フロントの制動力をカバー出来るので

しっかり車体を止めることが出来ます。

 
REBEL1100DCTリアブレーキキャリパー

リアブレーキはニッシン製でした。

ちなみに後軸の重量は125Kgです。

 

Vol.1 > Vol.2 > Vol.3 > Vol.4 > Vol.5 > Vol.6