NMAX CYGNUS GRYPHUS 合同インプレッション Vol.6

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シグナスグリファスリアビュー

CYGNUS GRYPHUS VS NMAX 総評

という事で色々比べてきましたが

どちらも一長一短という感じで

余計にどちらか1台を選べなくなった感じはするのですが・・

結局の所、シグナスグリファスは

NMAXのエンジンを積んだ事で

NMAXのフラットフロア版かと思いきや

エンジンと駆動系のセッティング以外は

歴代のシグナスXそのものでしたね。

つまり、ある程度のスポーツ走行を想定したスクーターであり

50Km程度までの比較的短距離を

キビキビ走るのに向いているスクーターですね。

かつて、安くて軽くて最速の

スズキの初代アドレスV125というスクーターが存在していましたが

今回のシグナスグリファスと比べれば

価格面ではそれほど安くはないものの

高性能なフラットフロアのスクーターという所では

共通点があると思いました。

どうしてもエンジン性能にばかり目が行きがちですが

乗っていて先代との差を一番感じたのがフレームの剛性感で

フレームの口径や構造が変更されているので

フラットフロアのスクーターにしては

ハンドル等の不快な震えも少なく

歴代のシグナスXよりも

少し良いバイクに乗っているかのような感覚になります。

ただ、やっぱり一番気になるのは

NMAXとの車両価格の差が1万1000円ほどしかないのにも関わらず

キーレスやABS、電子制御など機能的な差が大きいので

どうしてもシグナスグリファスの方が割高に感じてしまうのですが

実際にお店に並んでいる時の実売価格では

NMAXよりもシグナスグリファスの方が

安く売られている事が多いので

仕入れ価格では1万円以上の差があるのかもしれませんね。

 
NMAXリアビュー

NMAXはそもそも初代の完成度が非常に高かったので

スマートキーを付けるくらいしか

もうやることは無いだろうと思っていましたが

フレームの構造を大幅に変更する事で

乗り心地を改善してきたので

よりツアラーとしての能力に磨きが掛かりました。

フレームとサスペンションが協調した柔軟な乗り心地や

足下のステップの広さなど

運転している時の快適性は明らかに

ライバルのJK型PCXより高いと思います。

なので長距離を出来るだけ快適に走りたい場合は

NMAXを選んだ方が幸せになれると思いますね。

あと重要なのが乗る人の体型で

身長が175センチ以上の方だと

シグナスグリファスではあまりにも足下が窮屈過ぎると思うので

NMAXの1択になると思いますし

他メーカーを含めて125ccクラスのスクーターの中では

NMAXが圧倒的にステップの奥行きがあるので

足の長い方でも快適に乗れると思います。

 

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