Mazda ND ロードスター 車高調の取付作業 Vol.1 |
え~、今回はNDロードスターに 車高調整式ショックアブソーバー・・通称「車高調」を取付します。 今回用意したブツは クスコのストリートゼロA(429 61N CN)です。 その名の通り、乗り心地を重視したストリート用の車高調ですね。 全長調整式で減衰力が40段階で調整が出来ます。 ちなみに同社のストリートゼロ(429 61P CN)の車高調は リーズナブルですが、減衰力設定が固定式です。 そのまま取り付けると車高が約40ミリダウンし 標準のバネレートは、フロント6Kg・リア3.5Kgです。 注文時にバネレートのオーダーが出来て フロントは、5・6・7・8・9Kg、リアは、3・4・5・6Kgの中から選べます。 ちなみに私のは、フロント5Kg・リア3.5Kgにしました。 作業手順は、説明書より詳しく最速最短がモットーですが 今回は、お茶碗しか持てないような、か弱い女性でも 作業が出来るやり方で説明します。 |
ショックアブソーバーの減衰力は アッパーマウントの頂点にあるネジを手で回してセッティングします。 一端、時計回りにカチカチっと最後まで回して 減衰力を最強にしてから、反時計回りに 40回カチカチカチっと戻すと、最弱の減衰力になります。 ちなみに43段くらいカチカチ戻りますが 取説では、最強から40段の間で使用しないと 故障の原因になると書いてありました・・お~コワ・・ |
ちなみにプラス3万円で、強化ゴムアッパーマウントから ピロボールアッパーマウントに変更出来ますが キャンバー角をロアアームの根元で調整する ダブルウィッシュボーン式サスペンションのロードスターでは ピロボールアッパーマウント仕様に変更したとしても キャンバー角調整機能が付いていないので 変更する旨みが少ないですね。 |
車高を調整する時に使うフックレンチが2本付属しています。 フックレンチには、四角い穴が空いていて 12.7ミリのラチェットレンチやソケットレンチを差し込んで 使えるようになっています。 |
気になる車高調(スプリングレート5Kg/mm)の重量は フロント側が一本あたり4397g・・約4.4Kgでした。 もちろんバネレートを硬くすればするほど スプリングが太くなるので重くなります。 ちなみに純正ショックの重量は4112g・・約4.1Kgでした。 つまり、300gほど重量増ですね。 |
リア側の車高調(スプリングレート3.5Kg/mm)の重量は 一本あたり4204g・・約4.2Kgでした。 ちなみに純正のリアショックの重量は4316g・・約4.3Kgでした。 リア側は、100gほど軽量化出来ます。 つまり、全体で重量が200g増えます。 ちょうど小ぶりなステーキ一枚分ですね。 |
車高調やローダウンスプリングを使って車高を落とすと ヘッドライトのオートレベリング機能が尻下がりだと勘違いして ヘッドライトの光軸が思いっきり下がり 夜間の走行に支障が出ます。 修正するには、ヘッドライト裏にあるネジを回して光軸を上げるか オートレベライザーアジャストロッド(スーパーショート) を使って光軸を上げます。 今回は、オートレベライザーアジャストロッドの取付作業も 同時に行いたいと思います。 アジャストロッドの長さは もっとも短い状態でちょうど良かったです。 |
油圧ジャッキを使って車体を持ち上げるのですが 車高を落とすと、油圧ジャッキの高さによっては 車体から抜けなくなります。 その油圧ジャッキを回収する為に パンタジャッキを一つ用意しておきます。 普通は用意しなくても、標準で車両に積んである物ですが NDロードスターには装備されていません。 |
それでは車高調の取付作業に取り掛かりますが 今回はローダウンスプリングを純正ショックに 取り付ける場合の作業手順も同時に説明したいと思います。 それでは、まずリア側から交換していきたいと思います。 まずは、トランクルーム内のトリム(内張)を外していきます。 黄矢印の所に2個のファスナーがあるだけで 後は全て赤矢印のスクリューで固定されています。 |
ファスナーを初めて外す時は硬いので 専用工具で外すと簡単です。 マイナスドライバーでも代用出来ますが 工具の先に角度が付いていないと、正直しんどいです。 |
スクリューは、素手で外した方が速いですね。 指のツメでスクリューの真ん中を摘んで 飛び出させてから、そのまま抜き取ります。 |