HONDA PCX e:HEV インプレッション Vol.1

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JK型PCX_e:HEV

わずか3年でフルモデルチェンジ・・

2018年にJF81型のPCXが登場した事も

まだ記憶に新しいのですが

排ガス規制のユーロ5に適合させる為に

早々に4代目のJK型PCXが登場しました。

カタログを見ても

排気ガスをよりクリーンにする為に行った

エンジンの高圧縮化や4バルブ化などにより

エンジン出力が向上したくらいしか違いが分からないのですが

実際にJK型PCXに乗ってみると

JF81で不満に思っていた所が改善されている事に気づき

想像していたよりも多くの進化を感じました。

そこで今回は、PCX e:HEVのハイブリッドモデルの特徴と

JF81型PCXとの比較を主軸にインプレッションしたいと思います。

 
JF81型PCXとJK型PCXの比較

デザイン

左:JF81型   右:JK06型

JF81型PCXのヘッドライトは眉毛のように見える

デザインが特徴的でしたが

JK型では眉毛と目が一体型になってスッキリしました。

もしかするとコストダウンしている可能性がありますが

それを感じさせない所は素晴らしいですね。

よく見るとJK型ではヘッドライトの中心部分の縦幅が

20ミリほど広くなっているので

LEDヘッドライトの光がより拡散するようになり

ハイビームが明るくなった印象です。

 
JF81型PCXとJK型PCXの比較2

左:JF81型   右:JK06型

テールランプもJF81型の方向性を踏まえつつも

JK型では縦から横に伸びたような感じでよりシャープに

スッキリしたデザインに見えます。

しかし、ホンダのロゴがJK型ではステッカーに変わっていて

これは明らかにコストダウンしているように見えますね。

コストダウンしつつも贅肉をそぎ落とし

より洗練されたスッキリしたデザインになっているのは

工業デザインのお手本とも言えるかもしれません。

ちなみにJK型のテールランプは

ナンバー灯の機能も付いたので真下にも白い光を出しています。

それにより、リアフェンダーの突起物が無くなってスッキリしました。

 
JF81型PCXとJK型PCXの比較3

実は、この何でも無い写真がJF81型(奥)から

JK05型(手前)への進化が

もっとも詰まった一枚なんですが

注目すべきはマフラーの角度で

後輪のブレーキがディスクブレーキになった事で

ブレーキキャリパーのメンテナンス性を確保する為に

JK型ではより上に剃り上がっています。

それが結果的にマフラーの見た目だけでなく

車体全体の印象もよりスポーティに

スタイリッシュな印象になりました。

 
JK05PCXリアサスペンション

リアサスペンション

リアショック自体も少し太くなったように見えますし

スプリングの自由長も約10ミリほど長くなっていたので

路面からの突き上げ感が少しマイルドになった印象ですね。

このクラスの多くのスクーターが抱える弱点は

間違いなくリアサスのストローク不足による乗り心地の悪さなので

シート高を先代と同じ764ミリに維持しながらも

改善の方向に向かっています。

 
JF81型PCXラゲッジスペース

ラゲッジスペース

あと、リアホイールが13インチにサイズダウンした事で

タイヤ外径が小さくなったので

JF81型まで存在していた

ラゲッジスペースの大きな段差(矢印)が

JK05型ではかなりマイルドになっています。

それによりヘルメットによっては2つ入るかもしれませんね。

 
PCX_e:HEVラゲッジスペース

ちなみにハイブリッドモデルのe:HEVでは

先代のJF84型PCX同様に

モーター駆動用のリチウムイオン電池に

ラゲッジスペースの一部を埋められているので

どう考えてもヘルメットは1つしか入りません。

もしかすると進化の恩恵がもっとも小さいのは

e:HEVのPCXかもしれません。

 

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