HONDA PCX マフラーの交換 Vol.4

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このマフラーは爆音ではありませんが

夜中の住宅街を走るには少しうるさいので

出来るだけ静かなマフラーにする為に

アマゾンで売っているインナーバッフルを追加したいと思います。

 

マフラーの個体差にも寄りますが

バッフルを固定しているボルトナットを外しても

出口付近でバッフルが引っかかって硬い場合は

スプリングテンションツールのようなフックの形状をした工具を使って

バッフルの奥を引っ掛けて引っ張ると簡単に外せますよ。

 

ここにインナーバッフルをこんな感じで差し込むだけです。

このバッフルは本来サイレンサーの一次側に取り付けるのが

ベストなのですがこの使い方でも

アイドリング時に約3dBほど消音出来ました。

加速時ではさらに消音効果は高くなります。

 

インナーバッフルと外側のバッフルには微妙な隙間があるので

そのまま元に戻すとカラカラ音がしますし

インナーバッフルが動くと消音性能も落ちるので

隙間を埋める為にステンレスたわしを使います。

使う量としてはかなり少量になりますが

ステンたわしが多すぎるとバッフルを元に戻せませんし

少なすぎるとインナーバッフルが動くので意味がないです。

バッフルを押し込んでギリギリ固定出来るくらいがベストですが

車体が前に動かないように注意してください。

JF81PCXの純正マフラー(アイドリング)

ダークホースマフラー(アイドリング)

ダークホースマフラーインナーバッフル有り(アイドリング)

 
デイトナインナーバッフル

さらに政府認証マフラー並に消音するなら

サイレンサーの中に2つのバッフルを設けます。

今回はパンチングパイプの両端にバッフルが2つ付いている

デイトナの47パイのインナーサイレンサーを使っています。

ちなみにマフラーのサイレンサーの中には

48パイまでの物を詰める事が出来ますよ。

 
マフラー詰め物

サイレンサーの中をこういう構造にしました。

右から左に向かって膨張、収縮を繰り返し

最後には先ほどのバッフルでストレートに抜けなくしています。

デイトナのインナーサイレンサーは自分でグラスウールを巻くのですが

付属のステンレスの針金は写真のような感じで長さが

明らかに足りないので

走るとグラスウールがめくれたり飛んだりします。

別途、0.3ミリ程度の長いステンレスの針金を用意してグルグル巻に

する事をお勧めします。

なんならグラスウールを巻かなくても

バッフルがあるだけで消音効果があるので大丈夫なんですけどね・・

グラスウールを扱う時は

チクチクが手に残るので軍手を必ず着用してください。

あと、重要なのが膨張室を作ると同時にスペーサーとして

ステンレスの0.5ミリ厚のパンチング板を丸めて使っています。

 

さらに純正マフラーとほぼ同じ音量まで下げるには

バッフルの口径を絞って低音を消します。

 

これも0.5ミリ厚のステンレスのパンチング板を丸めて

バッフルの中に突っ込むだけですが口径が小さいので

20パイくらいの太さの棒状の物に

パンチング板を丸めて筒状の形を作ります。

バッフルの穴よりも少し大きめに丸めるのがコツで

ペンチで板の端を摘んで絞りながらバッフルに差し込んで

中で広げる事で抜けなくなります。

これでだいたい16パイくらいの内径になりました。

これだけ絞っても最高速度にはほとんど影響しない事を

テスト走行で実証済みです。

むしろ発進時の低回転域のトルクが太くなり

加速に有利に働きますよ。

 

逆側は10ミリほど飛び出させ

保険として板の端を広げる事で

絶対に外側には抜けなくなります。

パンチング板を飛び出させすぎるとサイレンサーの壁に当たって

バッフルが入らなくなるので10ミリは厳守です。

先ほどと同じようにここにステンたわしを付けて

元に戻せば作業終了です。

これでほぼ純正マフラー並の走行音になります。

これでもアイドリング時は純正マフラーよりも

低音が出ているので1~2dBほど排気音が大きいのですが

社外品マフラーとは思えないほど静かになります。

JF81PCXの純正マフラー(アイドリング)

ダークホースマフラー(アイドリング)

16パイバッフルダークホースマフラー(アイドリング)

 

今度は純正マフラーよりもさらに静かにする為に

さらにバッフルの口径を12パイまで絞りました。

これだけ絞るとさすがに0-100Km/h加速においては

1.5秒~2秒ほど遅くなります。

うるさいのは嫌だけどルックスだけは

社外品マフラーにしたいという人にはお勧めです。

JF81PCXの純正マフラー(アイドリング)

ダークホースマフラー(アイドリング)

12パイバッフル消音ダークホースマフラー(アイドリング)

 

次はグラスウールを使わないパターンの消音方法です。

単気筒エンジンの排気ガスの挙動は銃に似ているんじゃないかと思い

銃のサイレンサーと同じような多重バッフル構造にしてみました。

中国製の激安インナーバッフルを使って

最後の出口にデイトナの排気干渉させるバッフルを使います。

激安の中国製バッフルはアマゾンでも色んなお店が取り扱っていますが

値段が高めのはアマゾン在庫で安いのは中国直送なので

そうなると2週間前後は納期が掛かりますよ。

 

激安バッフルは結局3つしか入れられるスペースがありませんでしたが

末端のバッフルを逆に向けて付属のキャップを末端に付けます。

これでストレートに排気ガスが抜けなくなります。

 

最後のデイトナのバッフルも先ほどの写真とは

逆向きに取り付ける事でサイレンサーとの全長が合いました。

これでも最終の出口のバッフルとの距離が1センチ程度あるので

パンチング板を丸めて隙間を埋めました。

これでさらにアイドリングの音圧を1dBほど下げる事が出来ました。

音質的には先ほどのグラスウールを使った場合は

少し籠もった高音がカットされたような音質でしたが

この多重バッフルだと少し高めの音質になります。

 

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