SUZUKI アルト F 車高調の取付 Vol.5

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それではまずショックに取り付けてある

ケーブル類を外していきます。

 

ショックの後方にある赤矢印のボルトを外して

ブレーキホースを外します。

黄矢印のABSのセンサーケーブルを固定している結束バンドは

裏側からしか外せないので

ショックを車体から外す時の最後に外します。

 

ショックの前側にもABSケーブルが固定されているので外します。

赤矢印のゴムは上に抜くだけです。

黄矢印の結束バンドは下側を摘むと簡単に外れます。

 
HA36Sフロントスタビライザー

ターボRS、アルトワークス、NAアルトでも一部のグレードには

フロントスタビライザーが付いているので

リンク部分を外しておきます。

 
HA36Sフロントスタビリンク

ショックに固定してあるナット(14ミリ)を外すだけで

スタビリンクが外れますが

希にボルト部分が供回りする事があるので

5ミリの六角レンチを差し込んで押さえながらナットを緩めます。

スタビリンクに負担を掛けない為にも

基本的に六角レンチを使って押さえながら外した方が良いです。

 

ショックとナックルを固定しているボルトナットを外します。

ボルトの頭を抑えながらナットを外しますが

かなり硬いので工具にパイプを挿して延長させたり

足を使って工具を押すワザも有りですね。

 

ナットが外れたらボルトを抜きますが

リア側同様にブレーキディスクの所を

下からジャッキで少しだけ支えると

ボルトに重みが乗らなくなるので簡単に抜けますよ。

しかも、ショックの上側のナットを外しても

ショックが下に落ちなくなる効果もあります。

 

ショックの下側が外れたので

緩めておいた上側のナットを完全に外します。

お皿は外さなくてもショックは抜けますが外しておきましょう。

 

ショックを車体から抜き取ります。

ブレーキディスクを下から支えている

ジャッキを下げると簡単に外せますよ。

 

ここでABSのセンサーケーブルを固定している結束バンドを

裏側から摘んでから押して外します。

 

ショックが抜けました。

 

ブレーキディスクを支えているジャッキは

少し高くしてショックと固定していた高さに合わせる事で

ロアアームのブッシュに負担をかけずに放置する事が出来ます。

 

それでは純正ショックの一番上に付いている

ゴムのアッパーマウントを車高調に移設するので外します。

中心のボルトを六角レンチで押さえながら

ナットが外れる一歩手前まで緩めます。

最初はナットにバネ圧(プリロード)が強く掛かっているので

硬いのですが、緩めれば緩めるほど軽くなっていきます。

 

ナットが外れる寸前になったら

クッションになる適当な物を置いて

そこにショックの頭を向けてナットを外します。

 

ボヨヨ~ン!

ちょこっとだけバネ圧(プリロード)が掛かっているので

その力でナットが軽く飛びますが布きれ程度でキャッチ出来ます。

本来はスプリングコンプレッサーを使って

バネを押さえながらナットを外すのですが

そこまで大げさにしなくても外せる程度のバネ圧でした。

 

ちなみにワークス(ターボRS)に使われているスプリングは

自由長が長くバネ圧が強いので

スプリングコンプレッサーを使って

てっぺんのナットが手で回せる状態になるまで縮めて外します。

 

ちなみに純正のショックの上部は

こういう部品で構成されています。

順番はまず左の大きなテカったお皿(スプリングアッパーシート)を

スプリングの上に乗せて

右端の樹脂のリング(ストラットベアリング)

その左のワッシャー

そして真ん中のグレーのお皿(アッパーマウント)の順です。

今回取り付ける車高調にはスプリングのお皿は付属しているので

左端のテカったお皿は使いません。

 

車高調にアルトワークス用のストラットベアリングを被せ

この上にワッシャーを乗せます。

 

最後にアッパーマウントを通します。

 

センターのロッドを六角レンチで押さえながら

ナットを締めて固定すれば車高調が完成します。

 

ショックを取り付ける前に車体側の

ショックと接触する部分を清掃しておきます。

 

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