SUZUKI アルト F インプレッション Vol.5

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ドライビングポジション

正直、ドラポジに関しては

このアルトは最悪レベルと言わざる得ないですが

コストのしわ寄せは全てここに来ていると思います。

この価格帯のグレードでは当然ですが

ステアリングを上下に動かせるチルト機構はありません。

 

軽自動車の規格内で出来るだけ多くの

室内スペースを確保する為に

アクセルペダルのすぐ裏にホイールハウスがあるので

どうしても足下の奥行きが浅くなり

ペダル位置が手前に来てしまいます。

足を優先にしたシート位置にすると

ステアリングが遠くなってしまいますし

ステアリングを優先したシート位置にすると

足が窮屈になってしまうので

腕か足のどちらかを妥協する事になります。

これが大抵の軽自動車に当てはまる問題です。

さらにこのアルトではシートの高さと

アクセルペダルの角度が適切でない為に

運転していると右足首がだんだん痛くなってきます。

正直、快適に運転出来る時間は30分が限界だと思いました。

まあ、ドラポジに関しては

ステアリング交換等を行う事でなんとでもなる要素です。

 
HA36SアルトFのシート

シート

シートも女性の好みを採用したのか

ホワイト系のカラーが採用されていますね。

なので汚れには注意したい所です。

ホールド性もほとんど無いに等しいシートなんですが

逆にそこが新鮮というか

開放感があるので意外とそこが快適に思えます。

先代のシートと比べてフレームを改良する事で

軽量化されているので

アルトFの軽い車体にも貢献しているシートです。

 
HA36SアルトFの後部座席

後部座席

後部座席にはヘッドレストがない事からも

このFグレードのアルトは基本的に

2人乗車がメインのグレードだと思った方が良いですね。

 
HA36SアルトFリアドアパネル

後部座席のドアガラスの開閉はクルクルハンドルですし

当然、後ろのドアにはスピーカーが付いていません。

この事からも後部座席部分は

荷室として使うのがもっとも適していると思います。

 
HA36SアルトFラゲッジスペース

ラゲッジスペース

後部座席を起こした状態だと

どうしても荷室は狭くなりますが

それでもそこそこの荷物は積めますね。

 
HA36SアルトF車載工具

ラゲッジマットを開けると車載工具が入っています。

軽量化やコストダウンの為に予備タイヤではなく

パンク修理剤が入っているのは今風ですね。

その他に牽引フック、エアコンプレッサー、パンタジャッキ、

ホイールナットを外すレンチが入っています。

 
HA36SアルトF荷室

後部座席を倒すと広い荷室を作る事が出来ます。

タイヤ付きのホイールだと12本は余裕で積めますが

車中泊をするにはちょっと長さが足りないですね。

 

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