日本車ではかなり珍しいシーケンシャルMT・・
いわゆる2ペダルMTやAMTと言われていますが
本来シーケンシャルMTにはない
PレンジやDレンジがあったりと
見かけや操作感は普通のCVT等のATと全く同じなので
従来通りの操作で運転する事が出来ます。
ここがスズキならではの2ペダルMTの良い所ですね。
ただし、Dレンジで走ると変速制御がそこそこアホなので
CVT等の一般的なATと比べるとかなり残念なデキです。
Dレンジで走った場合、このアルトは
一気にクソ車に変貌すると思います。
たぶん、この事が一番低いグレードに
AGSが採用されている一番の理由かもしれませんね。
変速レスポンスもDモレンジでは明らかに遅いです。
MTモードにして変速時にアクセルを抜く事で
我慢出来る範囲に収まります。
つまり、AGSでは常時MTモードで走るのが前提だと思います。
そういう所は生粋のシーケンシャルMTなんだと
思わせてくれますね。
Dレンジを使う時は左手を一時的に他の事に使う場合だけですね。
Mモードで素早く2回レバーを倒すと
1段飛ばしで2速落としも可能です。
AGSの特性や挙動に関しては
停車時にブレーキペダルを踏んで離すと
勝手に前に進むクリープ現象を半クラ走行で再現してくれます。
半クラ走行なので普通のCVT等のクリープ現象と比べれば
弱々しい感じの進み方をしますね。
停車時にサイドブレーキを引く(!マークを点灯させる)と
強制的にニュートラルに入りクリープ現象が起こらなくなるので
停車時にサイドブレーキを引く派の人には
一般的なシーケンシャルMTとして扱えます。
つまり、自動車に対してエンスーな人も
運転が苦手な人も
共存できるように作ってある所が素晴らしですね。
坂道で停車している時にブレーキペダルを踏んで
離した時にはヒルホールドコントロールのアシストが入るので
後ろには下がらず停止してくれますが
時々アシストが入らない事もあるので
サイドブレーキを使って発進した方が確実ですね。
サイドブレーキを戻すと同時にアクセルを少しでも踏めば
後ろに下がることはないのでスムーズに坂道発進が出来ますよ。 |