SUZUKI GSX-8R インプレッション Vol.1

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GSX-8R(EM1AA)フロントビュー

今回はGSX-8Rのインプレッションを行いたいと思いますが

2021年にGSX-S1000がフルモデルチェンジを行って以降は

スズキ車全体の雰囲気が変わった気がするのですが

このGSX-8Rも、間違いなくその中の1台で

新しい時代に突入したと思われる

スズキの雰囲気を纏っているように思えます。

なので今まで持っていたスズキ車の先入観は

捨てた方が良いのかもしれませんが

実際に乗ってみたり、触ってみると

今までのスズキ車っぽい所も残っているので

やっぱり、この見た目が

新しい何かを予感させているのでしょうか・・

 
GSX-8R(EM1AA)トンネルでの撮影

デザイン

全体的な雰囲気はGSX250Rに似ていて

KATANAやGSX-R1000の面影も所々に感じるので

一目でスズキ車と分かるデザインですね。

ミドルカウルの面積が少し狭い事で

エンジンがよく見える所も特徴的なんですが

そのおかげもあってか

ラジエターから流れてくる熱風がよく拡散されるので

一般的なフルカウル車と比べて

夏場の暑さは少しマシに思えました。

 
GSX-8R(EM1AA)エアスクープ

アッパーカウルにはエアスクープのような

空気の通り道があったりと

エアロダイナミクスを考慮したデザインなので

カウリングの形状にも拘りを感じますね。

 
GSX-8R(EM1AA)ミドルカウルの形状

サイド部分にはウイングのような突起物がありますが

これはボルテックスジェネレーターのような効果を狙った物で

意図的に空気の渦を発生させる事で

ライダーの快適性を上げる効果があるみたいですね。

先ほど書いたラジエターからの熱風がよく拡散されるのも

そのエアロダイナミクスが影響していそうですね。

 
GSX-8R(EM1AA)テールランプ

LEDのテールランプはリアフェンダーの先端に付いている

斬新なデザインなんですが

このテールランプは真下に向かっても光を放っているので

ナンバー灯の役割も果たしている

スズキらしい合理的なテールランプだと思います。

ちなみにGSX-8Sではオプションとして

LEDウインカーが用意されていましたが

GSX-8Rでは標準装備されています。

 
GSX-8R(EM1AA)スクリーン

スクリーンの高さは低めなので

寒い冬場では物足りない感じに思えるのですが

逆に暑い夏場では適度に体に風圧が掛かるので

比較的快適に走れる所は長所ですね。

 
GSX-8R(EM1AA)ミラー可動域

ミラーの折り畳みはカックンと

定位置で固定されるタイプなので

狭い道を通る時に閉じても素早く元の位置に戻せます。

 
GSX-8R(EM1AA)ヘッドライト

ヘッドライト

もはやスズキのアイデンティティになりつつある

縦一列に並んだヘッドライトですが

1灯でもしっかり光が拡散されるので全く問題がないですね。

あと、GSX-8Sでは左右の頬の部分に

ポジションランプがありましたが

GSX-8RではGSX-S1000と同じで

ロービームの上にポジションランプがありますね。

 
GSX-8R(EM1AA)ハイビーム

ハイビームに切り替えると

一番下のライトも同時に発光しますが

ハイビームはスポット光のような

比較的狭い範囲を明るく照らすタイプなので

直線を走る市街地に向いていますね。

その為、街灯がない山道のような所では

まわりの状況を把握しにくいので少し不安になります。

 

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