SUZUKI GIXXER SF250 インプレッション Vol.1 |
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インド産のバイク再び・・ |
3年前に155ccの初代ジクサーが日本にやってきた訳ですが 約31万円という衝撃価格と 価格に見合わない出来の良さに驚いて 個人的は2017年のベストバイクに選んだ訳ですが 2020年、その155ccのジクサーも一足早くリニューアルされ そして少し遅れて待望の250ccのフルカウルモデルの ジクサーSF250も日本にやってきました。 初代ジクサーの印象は安くてちゃんとしているという 優秀な印象のバイクでしたが 今回のジクサーSF250は約48万円という事で 一気に価格が上がりました。 しかし、ABSを装備しないと販売出来なくなった事もあり ライバルの250ccクラスのバイクのほとんどは 60万円前後の価格に上がったので 今回のジクサーSF250でも 価格のアドバンテージはしっかり保っていますが バイクとしての優秀さは 果たして250ccでも健在なのでしょうか・・ という事で今回は主に初代のジクサー150や 日本ではラインナップが分厚い 他の250ccクラスのバイクと比較しながら インプレッションしてみたいと思います。 |
デザイン・外装 |
初代のジクサー150は お世辞にもカッコイイとは思えないデザインでしたが 今回はフルカウル版のSFという事もあり その短所が完全に消えていますね。 コンパクトな単気筒エンジンを積むスリムなフレームなんですが カウリング自体にはボリュームがあって 筋肉質に見えます。 初代から引き継がれた2本出しのマフラーも フルカウルになった事でより一体感が出ています。 未舗装路の多いインドの土地柄なのか 後ろから見ると泥跳ね対策が少し過剰なのが気になりますが それもデザインの個性として うまく成立させていると思います。 |
フルカウルとして期待するのは 見た目のカッコ良さだけでなく風防効果もだと思うのですが スクリーンのサイズはかなり小さく まるでメーターバイザーのようにも見えますね。 ちなみにミラーのアームは無段階で動くタイプです。 |
真横から見るとスクリーンの高さがよく分かるのですが ハンドルグリップの高さに対して スクリーンの位置がかなり低いです。 正直、フルカウルに期待するような風防効果は 無いと思っておいた方が良いです。 これもインドの暑い気候を反映してなのか つまり、ジクサーSF250は風圧を身体に感じられる 涼しいフルカウルという新しいジャンルなのかもしれません。 |
ちなみにブレーキペダルの サンダル巻き込み防止金具はジクサー250でも健在で これはサンダルで乗るインド人対策の構造です。 |
ロービーム |
LEDのヘッドライトなんですが デザインや機能など正直、100点を与えても良い出来で 250ccクラスでこのデザインを保ちつつ これほど明るくてしっかり光が拡散するヘッドライトは 他にないと思います。 これも日本よりも街灯が少ない インドの土地柄を反映しての設計なのか それが完全に良い方向に出ましたね。 |
ハイビーム |
ハイビームは中心のLEDが光りますが これも想像以上に拡散するので 追加ライトはまず必要無いです。 それでも車体をバンクさせるとどうしても コーナーの先を照らすのは物理的に無理なんですが 真っ直ぐにさえ走っていれば 街灯の無い道でも安心して走れます。 |
テールランプは初代ジクサー150でもLEDでしたが ジクサー250ではLEDに導光材を使って 何だか未来感のあるデザインに変わりました。 後ろから見ても抜かりはないようですね。 |
所が前後のウインカーだけは昔ながらの白熱電球で コストダウンしているようですね。 |