SUZUKI GIXXER SF250　インプレッション　Vol.3

ジクサーシリーズの中でも250ccだけ油冷エンジンという事で

ただ単にジクサー150のエンジンを250ccに

排気量アップした訳ではない所がスズキの気合いを感じますね。

あと、4バルブになっている事もちょっと嬉しい要素で

2バルブのジクサー150では

9500回転がレッドゾーンでしたが

排気量が上がったにも関わらず500回転ほど上がり

1万回転まで回せるようになっています。

実際に走ってみると実にジクサー150と

似た加速フィーリングというか

250ccの単気筒エンジンっぽい鼓動感や振動がほとんど無く

1万回転のレッドゾーンまでストレスなく滑らかに回りますが

滑らかさというかシルキーさでは

ジクサー150の方が上回っている印象です。

もちろんSOHCなので高回転域でパワーが伸びるような

加速フィーリングではありませんが

9500回転あたりまではしっかりと加速感が持続してくれます。

逆にSOHCの良い所としては

低回転域では単気筒エンジン特有のスナッチも出にくく

6速2000回転からでも加速する事が出来ますし

停車からの発進時ではエンストを気にすることなく

走り出しから十分なトルクがありスムーズに発進出来ます。

なので数ある250ccの単気筒エンジンの中でも

クセのないもっとも扱い安いエンジンだと思いました。

油冷エンジンという事でオイルクーラーを装備しています。

裏には電動ファンが装着されているので

真夏の渋滞時や

長時間のアイドリングにも対応出来そうです。

電動ファンをよく見るとパナソニック製のようですね。

ほぼほぼ初代ジクサー150と似たようなザインなんですが

詰め込み感というかゴチャゴチャした感じが無くなっていますね。

シフトインジケーターや時計など

情報量は全く同じなんですが

スピードメーターが中心に位置するデザインになり

なんだかスッキリして見やすくなったというか

洗練されたデザインになりました。

白いLEDが光るシフトタイミングランプも当然装備されていて

4500～10000回転まで500回転刻みで設定出来ます。

今回新しく追加された機能としては

オイルチェンジインジケーターですね。

オイル交換時期を任意に設定する事で

オイル交換時期をメーターパネル上で知らせてくれます。

まずは空ふかし音を収録してきたので

参考にして下さい。

ジクサー250空ふかし音

250ccになっても排気音は実に静かで

他の250ccクラスのバイクと比較しても

かなり静かな方だと思います。

その理由はジクサー150同様に

2本出しサイレンサーの根元には箱形のサイレンサーもあるので

二重で消音されています。