SUZUKI ジクサー インプレッション Vol.3

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ジクサーのフロントフォーク

サスペンション

インナーチューブ径41mmの正立フロントフォークが採用されています。

これは、ホンダのCB400と全く同じ太さですね。

125ccクラスが採用している細い倒立フォークよりも

余裕でジクサーの方が剛性が高いと思います。

荒れた路面でもあまり気にすることなく

突っ込んでいけるというか

ハンドルから伝わってくる剛性感は

まさに400ccクラスに匹敵する物を感じます。

バネやショックの硬さは

柔らかくもなく硬くもなくといった感じですね。

 
ジクサーの後輪

リアサスペンションは7段階でプリロードを調整する事が出来ます。

もっとも強くプリロードを掛けると

街中では乗りたくなくなるほど硬くなり

最弱にすると荒れた路面の道でもそこそこ平気で走れる

ソフトな乗り心地になります。

クラスを越えた車体の剛性感を感じるので

その分、サスペンションがよく動くというか

しっかり仕事をしている印象があります。

リアタイヤにはダンロップ K510(140幅)の

ラジアルタイヤが採用されていて

ホンダのVTR250と同じタイヤですね。

価格が2倍近くするVTR250と同じタイヤを採用しているなんて

奇跡のような話ですよ・・

なぜラジアルタイヤを採用しているのかは謎ですが

リアタイアが立派なのでジクサーを後ろから見ると

250ccのバイクにしか見えません。

 
ジクサーのフロントブレーキ

ブレーキ

フロントブレーキはバイブレ(BY BREMBO)という事で

片押し2ポットのブレンボ製のキャリパーが採用されています。

本当にブレンボ製なのか?って疑ってしまうのは

激安バイクのジクサーに装着されているからでしょうか・・

例えるなら古いワゴンRに乗っている人が

バーキンの長財布を持っていても

偽物だと思われてしまうのと同じ現象かもしれません。

(スズキ繋がりであえてワゴンRを例に出してみました・・)

ブレーキのフィーリングは

カチカチ系とねっとり系の間という感じで

レバー切れが良くコントロールしやすいですね。

ブレーキの効きもかなり良いので

ブレーキレバーに意識して力を入れなくとも止まります。

ブレーキの効きが良いとフロントフォークに負担が掛かるのですが

その制動力を受け止める十分な剛性があるので

ブレーキング時にも排気量を超越した剛性感と共に

安心感も感じますね。

ローターとパッドのクリアランスもしっかり保たれているようで

手でバイクを押した時に走行抵抗が少なく

ジクサーを軽く思えるのは優秀なブレーキキャリパーが

装着されている何よりの証だと思います。

ちなみにフロントのタイヤは

ダンロップ K275F(110幅)のバイアスタイヤです。

 
ジクサーのリアブレーキ

リアのブレーキキャリパーはニッシン製ですね。

特に効きが良いとか悪いとかはなく

一般的な制動力だと思います。

ちなみに私は、ブレンボ、ニッシン、トキコの

ブレーキフィーリングの違いが分かりません。

 

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