ノートオーラ インプレッションとe-POWERの取説 Vol.5 |
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e-POWERならではのエアコン操作 |
次はエアコンと燃費に関する事をまとめましたが
かつて昔、トヨタ車のエアコンには
エアコンの効きが少し悪くなるのと引き換えに
燃費の悪化を最小限に抑えるECONボタンが付いていましたが
ノートオーラにも空調専用のエコモードがあります。
燃費を気にするならオンにしておいた方が良いですね。 |
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ただ、注意して欲しいのは
空調をエコモードにしても
エアコンの温度設定をLOにしてしまうと
空調のエコモードが解除され
通常モードでの稼働になってしまいます。 |
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なので、ガンガンに車内を冷やしたいけど
燃費の悪化も最小限に抑えたい場合は
18度設定がベストという事になりますね。
ちなみに自動車のエアコンは家庭用のエアコンとは違い
温度設定を28度に設定しても
冷却水の熱を取り込んで温度調整をするだけなので
18度設定も28度設定も負荷は同じです。 |
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暖房の設定温度 |
ガソリンエンジン車では
冷却水の熱を利用して暖かい風を送るので
ファンを回すわずかな電力程度しか燃費には影響しないのですが
エンジンが止まっている時間が長い
e-POWERでは話は全く別になります。
ノートオーラの冬場での冷却水の温度を見てみると
50度~70度の領域を行ったり来たりという感じなので
85度前後の温度を常に保っている
ガソリンエンジン車と比べるとかなり低めの水温になりますね。 |
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冷却水の温度が基本的に低いので
暖房の設定温度を高めにしてしまうと
暖房を効かせる(冷却水の温度を上げる)為だけに
エンジンを稼働させてしまうので燃費が悪化してしまいます。
ここがおそらくe-POWERやハイブリッド車の
最大の弱点になると思いますね。
なので暖房の温度設定は
燃費の事を考えると出来るだけ低く設定した方が良いのですが
少なくとも24度以上には
上げないようにした方が良いと思います。
逆にスポーツモードにして
ある程度アクセルを踏み込んで走ると
冬場でもしっかり水温を上げる事が出来るので
暖房の設定温度を高めにしても
暖房による燃費の悪化は防ぐ事が出来る事になりますね。 |
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強制的にエンジンが稼働してしまうエアコン設定 |
ちなみに先代のE12ノートでは
ACボタンを押してエアコンを稼働させると
必ずエンジンが稼働していましたが
E13ノートからはバッテリーに余裕がある場合は
エンジンが稼働しなくなりました。
ただ、FRONT(デフロスター)ボタンを押した場合は
曇りを防止する為にも強制的にエンジンが稼働します。
なので、どうしてもデフロスターを使わないと
ガラスの曇りが取れない状況以外では
ACボタンを押して足とガラスに風が吹くモードを使って
フロントガラスの曇りを取った方が燃費を抑えられると思います。 |
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エンジンの空ふかしが出来る謎の機能 |
実はe-POWERでもエンジンの空ふかしが出来ます。
初めは急速充電モードかと思いましたが
エンジンからバッテリーにエネルギーが流れる
アニメーションが無いので
ただ単にエンジンを回しているだけですね。
エンジンの空ふかしにメリットがあるとしたら
冷却水の温度を素早く上げて
暖房を出来るだけ早く効かせたい場合や
おそらく鉛バッテリーには電流が流れていると思われるので
鉛バッテリーを強制的に充電したい時くらいですね。 |
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ちなみにエンジンの空ふかしが出来るのはPレンジのみで
Nレンジの場合は走行制限中の表示が出るだけで
エンジンは全く反応しませんよ。 |
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ちなみに空ふかし時の最高回転数は4000回転でした。 |
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