そこでE13系のシフトパターンを表にしてみました。
シフトノブの定位置は真ん中の丸い所になりますが
実はシフトノブの前後1段目には
Nレンジ(ニュートラル)が存在しています。
シフトノブの横にあるボタンを押す事で
前に2段動かす事が出来るようになるので
R(リバース)に入れる事が出来ますが
ボタンを押さなければ前側には1段しか動きません。
D(ドライブ)に入れるにはシフトノブを後に2段動かし
B(ブレーキ)に入れるにはDに入っている状態から
シフトノブを後に2段動かします。
Bレンジの状態でシフトノブを後に2段動かすと
Dレンジに戻ります。
ちなみにパーキングのPレンジにはボタンを押す事で入るので
シフトノブの動作範囲の中にはありません。
そして定位置の上下にあるNレンジには法則があり
シフトノブの前側にあるNレンジには
DレンジあるいはBレンジに入っている時にしか使えませんし
定位置の後側にあるNレンジには
Rレンジに入っている時にしか使えません。
というのも、Rレンジに入れる時に
前側の1段目にあるNレンジが反応してしまうと
Rレンジに入れる時やRレンジに入れてから
シフトノブが定位置に戻る時に
Nレンジに入る可能性があるからですね。
後の1段目にあるNレンジも同じように
DあるいはBに入れる時に
間違ってニュートラルに入らないようになっています。
つまり、DレンジやBレンジの前進する時のみ
前側のNレンジが反応して
Rレンジの後進する時のみ後側のNレンジが使えます。
通常、Nレンジは滅多に使う事が無いのですが
実はクリープ現象がある第2世代のe-POWERでは
Nレンジをうまく使う事で
エンジンの動作回数を大幅に減らす事が出来るので
究極の燃費性能を追求する場合には使いますが
その話は後ほど・・
ちなみにこれをやる意味は全くないのですが
走行中でもNレンジに入れる事が出来ますし
走行中にNレンジからDやBに戻しても
ガソリンエンジン車のトランスミッションのような
シフトショックのような現象は起きません。
あと、車両を手で押して移動させる必要がある場合には
Nレンジを使う必要がありますね。 |