GSX-S1000 VS MT-09 合同インプレッション Vol.1

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MT-09 VS GSX-S1000

今回はヤマハのRN69J型MT-09と

スズキのEK1AA型GSX-S1000を比較します。

この2台の共通点は比較的近い排気量のネイキッドタイプで

血の気の多いストリートファイター系という所だけなのですが

GSX-S1000はGSX-Sシリーズのフラッグシップマシンなので

定価ではMT-09よりも33万円ほど高い設定という事で

本来比較すべきヤマハの車両は

同じくMTシリーズの頂点に立つMT-10なのですが・・

MT-09は基本的に定価売りなのに対して

GSX-S1000では値引して販売されている事が多いので

お店での実売価格でみれば

MT-09とMT-10やMT-10とGSX-S1000の価格差よりも

遙かにMT-09とGSX-S1000の方が近い価格になるという点から

価格的に見てもGSX-S1000のライバルはMT-10ではなく

MT-09の方が相応しいのではないかと思ったので

今回は比較しながら2台同時に

インプレッションしたいと思います。

 
RN69J型MT-09

デザイン・・MT-09

まずはデザインから見ていきますが

今回のMT-09は3代目にあたりますが

初代MT-09のいかにも軽快そうな

モタードという見た目の印象はそのまま引き継がれていて

最近ではすっかり奇抜な顔が定番となった

ヤマハのMTシリーズならではのエイリアン的な顔が特徴的ですね。

それだけデザインのクセが強く

一瞬見ただけでヤマハのMTシリーズだと分かるのですが

好みが分かれそうですね。

ちなみにホイールのカラーは

神社の鳥居に使われている朱色で

地味なボディカラーに対して奇抜なホイールカラーなのは

もはやMTシリーズのトレンドですね。

 
RN69J型MT-09顔面

MT-09の顔面まわりには明らかにスクリーンが付けられそうな

ボルトが4本刺さっています。

 
EK1AA型GSX-S1000

デザイン・・GSX-S1000

GSX-S1000は今回が2代目にあたる訳ですが

正直、デザインは好みなのでカッコイイかどうかの判断は

見る人次第という所もあるのですが

それを踏まえたとしても初代GSX-S1000のデザインは

お世辞にもカッコイイとは言えなかったので

明らかにGSX-S1000よりも優れたデザインだった

GSX-S750を選んだという方も多かったのではないでしょうか。

ただ、初代GSX-S1000は動力性能に対して

バーゲン価格と思えるほどコスパが良かったので

デザインに目を瞑って乗っていた方も多いのかもしれませんが

今回の2代目は欠点だったデザインを大幅に変更されました。

MT-09が宇宙から侵略してきたエイリアンだったとしたら

それを迎え撃つ地球防衛軍が乗ってそうな

少し近未来を思わせるデザインになりました。

所々にエッジが効いていて

兄弟車のカナタのテイストを感じますし

個人的にはかなり優秀なデザインに

生まれ変わったんじゃないかなと思います。

 
EK1AA型GSX-S1000顔面

シュラウドには最近すっかりトレンドになっている

ウイングレットも装備されています。

顔面まわりはスッキリしているので

スクリーンを取り付けるには苦労しそうですね。

 
RN69J型MT-09リアビュー

テールランプ・・MT-09

初代のMT-09のテール側のデザインは酷かったというか

かなり手抜きな印象だったので

真っ先にカスタムしたかった場所だったと思いますが

今回は形状にも拘りが見えて

お尻の先細り感が出てスッキリした印象になりました。

 
RN69J型MT-09テールランプ

真後ろから見るとLEDがTの字に光っています。

 
EK1AA型GSX-S1000リアビュー

テールランプ・・GSX-S1000

GSX-S1000のテールランプは先代の印象に近いデザインで

特に当たり障りのないオーソドックスな感じですが

車体との一体感がありますね。

クリアレンズが採用されているのも先代と同じです。

 
EK1AA型GSX-S1000テールランプ

LEDが発光するとこんな感じになっています。

 
RN69J型MT-09ヘッドライト

ヘッドライト・・MT-09

プロジェクタータイプの1眼なんですが

見た目だと本当にこんなんでちゃんと

LEDの光が拡散するのかと思っていましたが

実際に走ってみると

ちゃんと使えるヘッドライトだったので安心しました。

プロジェクタータイプだと見た目ではロービームなのか

ハイビームなのか分からないのですが

特にハイビームが優秀でかなり広範囲に

光が拡散してくれるので夜でも安心して走れます。

デザインと機能をちゃんと両立出来ている

かなり優秀なLEDヘッドライトだと思います。

 
EK1AA型GSX-S1000ヘッドライト

ヘッドライト・・GSX-S1000

一番上がポジションライトで真ん中がロービーム

一番下がハイビームになっていますが

GSX-S1000もMT-09に負けないほど

今までに見たことがないような個性的なヘッドライトですね。

これもデザインだけでなく

ロービームではしっかり光が拡散されるので

ちゃんと使える明るいLEDヘッドライトでしたが

ハイビームはLEDに有りがちな長方形に照らすタイプなので

狭い範囲を明るく照らすタイプですね。

ハイビームは間違いなくMT-09の方が

広範囲に光が拡散されるので優秀だと思いました。

ちなみに両車両ともウインカーはLEDなんですけど

テールエンドにあるナンバープレートランプは

MT-09はLEDですがGSX-S1000は白熱電球です。

 

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