GSX-S1000 VS MT-09 合同インプレッション Vol.2 |
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ライディングポジション・・MT-09 |
初代から引き継がれている
まるでオフロード車に乗っているかのような
背筋がほぼ垂直に伸びるライポジなので
非常にリラックスした楽な姿勢で走れます。
ただ、それだけ体が受ける風圧の面積が大きいので
高速道路などではかなりの風圧を
全身でまともに受ける事になりますね。
初代MT-09で気になっていたのは
ハンドルバーが長すぎて
腕を無理矢理広げられているような感覚があったのですが
今回はハンドルバーが20ミリほど短くなっているので
日本人の小柄な体型でも
無理して乗っている感がかなり薄れました。 |
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ちなみにハンドルバーを固定している長いホルダーを
180度回転させて固定し直す事で
ハンドルバーの位置を2段階で調整出来ます。
工場出荷時はハンドルバーが手前(近い)設定になっています。 |
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ステップの位置も固定するネジ穴が2カ所にあるので
2段階で高さを調整出来ます。 |
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シートと足つき性・・MT-09 |
これも初代のオフロード車のような
タンデムシートと一体型のシートが引き継がれていますが
一見、薄そうに見えるシートのクッションでも
ちゃんと必要十分なクッション性が確保されていますし
幅もしっかりあるので
リアサスペンションのセッティングとの兼ね合いもあって
見た目ほどお尻が痛くなりにくい所は良いですね。
ただ、足つき性に関しては
身長170センチの短足気味の人間にとっては
シート高が825ミリほどあるので単純に悪いと思えますし
背筋が伸びたライポジだと当然
ステップの位置も少し前寄りな設定なので
足を地面に付ける時に邪魔をしてくるので
より足つき性が悪く感じますね。
それでも乗っていてシート高の数字ほどストレスを感じないのは
やはり車体の軽さによるものだと思います。 |
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ライディングポジション・・GSX-S1000 |
GSX-S1000はCB400のような
昔ながらの典型的なネイキッドの姿勢で
少しだけ前傾姿勢になったライポジですね。
それはハンドルバーの位置が低いというよりも
燃料タンクの長さによる影響の方が大きい感じですね。
ハンドルバーに関してはMT-09とは逆で
先代のGSX-S1000と比べて15ミリほど長くなっているので
最近支流になりつつある
ハンドルバーが長めの設定なのはMT-09と同じですね。
ただ、MT-09は真横に伸びる
オフロードタイプのようなハンドルバーに対して
GSX-S1000では少し絞り角が付いているので
初代MT-09のような腕を広げられている感は少なく
それほど違和感はないですね。 |
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シートと足つき性・・GSX-S1000 |
典型的なスポーツバイクのシート形状なのですが
クッションの厚みも十分にありますし
ソフトなサスペンションの影響もあって
お尻には優しいバイクだと思います。
足つき性に関してはシート高が810ミリという事で
MT-09と比べると断然良いと言えますし
1000ccのストリートファイター系全体を見ても
足つき性は良い方だと思います。
足つき性に関しては信号待ちの時など
お尻をシートから少しズラせば大抵何とかなるんですけど
このGSX-S1000に関してはお尻を一切動かさなくても
しっかり片方側の足を地面に下ろせました。
ちなみにMT-09ではちょいズラしする程度ですね。
ステップの位置も典型的なスポーツネイキッドの位置で
少しだけ後ろ寄りにある事で足つき性の邪魔をしませんし
シートの形状的にも角がなだらかなので
自然に足を地面に下ろせます。 |
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