GSX-S1000 VS MT-09 合同インプレッション Vol.2

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RN69J型MT-09ライポジ

ライディングポジション・・MT-09

初代から引き継がれている

まるでオフロード車に乗っているかのような

背筋がほぼ垂直に伸びるライポジなので

非常にリラックスした楽な姿勢で走れます。

ただ、それだけ体が受ける風圧の面積が大きいので

高速道路などではかなりの風圧を

全身でまともに受ける事になりますね。

初代MT-09で気になっていたのは

ハンドルバーが長すぎて

腕を無理矢理広げられているような感覚があったのですが

今回はハンドルバーが20ミリほど短くなっているので

日本人の小柄な体型でも

無理して乗っている感がかなり薄れました。

 
RN69J型MT-09ハンドルバーホルダー

ちなみにハンドルバーを固定している長いホルダーを

180度回転させて固定し直す事で

ハンドルバーの位置を2段階で調整出来ます。

工場出荷時はハンドルバーが手前(近い)設定になっています。

 
RN69J型MT-09ステップ

ステップの位置も固定するネジ穴が2カ所にあるので

2段階で高さを調整出来ます。

 
RN69J型MT-09シート

シートと足つき性・・MT-09

これも初代のオフロード車のような

タンデムシートと一体型のシートが引き継がれていますが

一見、薄そうに見えるシートのクッションでも

ちゃんと必要十分なクッション性が確保されていますし

幅もしっかりあるので

リアサスペンションのセッティングとの兼ね合いもあって

見た目ほどお尻が痛くなりにくい所は良いですね。

ただ、足つき性に関しては

身長170センチの短足気味の人間にとっては

シート高が825ミリほどあるので単純に悪いと思えますし

背筋が伸びたライポジだと当然

ステップの位置も少し前寄りな設定なので

足を地面に付ける時に邪魔をしてくるので

より足つき性が悪く感じますね。

それでも乗っていてシート高の数字ほどストレスを感じないのは

やはり車体の軽さによるものだと思います。

 
EK1AA型GSX-S1000ライポジ

ライディングポジション・・GSX-S1000

GSX-S1000はCB400のような

昔ながらの典型的なネイキッドの姿勢で

少しだけ前傾姿勢になったライポジですね。

それはハンドルバーの位置が低いというよりも

燃料タンクの長さによる影響の方が大きい感じですね。

ハンドルバーに関してはMT-09とは逆で

先代のGSX-S1000と比べて15ミリほど長くなっているので

最近支流になりつつある

ハンドルバーが長めの設定なのはMT-09と同じですね。

ただ、MT-09は真横に伸びる

オフロードタイプのようなハンドルバーに対して

GSX-S1000では少し絞り角が付いているので

初代MT-09のような腕を広げられている感は少なく

それほど違和感はないですね。

 
EK1AA型GSX-S1000シート

シートと足つき性・・GSX-S1000

典型的なスポーツバイクのシート形状なのですが

クッションの厚みも十分にありますし

ソフトなサスペンションの影響もあって

お尻には優しいバイクだと思います。

足つき性に関してはシート高が810ミリという事で

MT-09と比べると断然良いと言えますし

1000ccのストリートファイター系全体を見ても

足つき性は良い方だと思います。

足つき性に関しては信号待ちの時など

お尻をシートから少しズラせば大抵何とかなるんですけど

このGSX-S1000に関してはお尻を一切動かさなくても

しっかり片方側の足を地面に下ろせました。

ちなみにMT-09ではちょいズラしする程度ですね。

ステップの位置も典型的なスポーツネイキッドの位置で

少しだけ後ろ寄りにある事で足つき性の邪魔をしませんし

シートの形状的にも角がなだらかなので

自然に足を地面に下ろせます。

 

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