GSX-S1000 VS MT-09 合同インプレッション Vol.5 |
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フロントブレーキ・・MT-09 |
アドヴィックス(住友)の
対向4ポッドラジアルマウントモノブロックキャリパーの
ダブルディスクという事で
元々車体が軽い事もあって制動力には全く不満が無いですね。
タイヤはブリヂストンのBATTLAX HYPERSPORT S22
という事で純正タイヤとしては
ドライグリップ力が高めなタイヤが装着されていますね。 |
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ちなみにマスターシリンダーは
今回のMT-09からラジアル式に変更されているので
制動力のコントロール性にも拘っていますね。
ヤマハのバイクはブレーキキャリパーよりも
マスターシリンダーの方に拘る傾向があるので
そういう玄人志向な所がさすがはヤマハって感じがします。 |
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リアブレーキ・・MT-09 |
リアブレーキは多くの車両に採用されている
ニッシンの一般的なキャリパーが使われていますが
SSのマシンのようにあえてリアブレーキを
効かないようにしている訳でもないので
ブレーキの効きも特に問題はありませんでした。 |
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フロントブレーキ・・GSX-S1000 |
ブレンボの対向4ポッドラジアルマウントモノブロックキャリパーの
ダブルディスクという事で内容的にはMT-09と同じですが
ブレンボ製のキャリパーだとビジュアル的にも
何だか良く止まりそうな気がしてきますね。
MT-09と比べてどっちの方が止まるかと言えば
街中やワインディングを軽く流している状況では
ほとんど制動力の違いは感じないのですが
限界までフルブレーキングをした場合では
やはり車体が軽いのと装着タイヤのグリップ力の高い
MT-09の方が止まるような気がします。
タイヤはダンロップのSPORTMAX Roadsport 2という事で
MT-09のS22の方がよりスポーツ志向なタイヤで
ドライグリップ力が高い印象なんですが
その差は微妙な所だと思います。 |
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ちなみにGSX-S1000のマスターシリンダーは
一般的な横押し式が採用されていますが
先代のGSX-S1000はラジアル式だったので
唯一、先代からグレードダウンしたパーツですね。
もしかすると最初からカウル付きの
GSX-S1000GTの開発が同時進行していて
スクリーンへの干渉を防ぐ為に
横押し式に変更された可能性もありそうですけどね・・ |
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リアブレーキ・・GSX-S1000 |
リアブレーキはMT-09と全く同じ内容のニッシンのブレーキで
こちらもちゃんと効くブレーキなんですが
筋肉質なボリューム感のあるスイングアームを見ると
まさにSSのマシンそのものですね。 |
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フロントフォーク・・MT-09 |
メーカーは分かりませんがインナーチューブ径が41ミリの
倒立フォークが採用さています。
最近の流行なのか新しい銘柄のネイキッドは軒並み
サスペンションの設定がソフトですね。
もちろんフルアジャスタブルなので
ユーザーの好みの硬さに調整出来ますけど
工場出荷時の設定は非常にソフトな設定です。 |
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フルアジャスタブルという事で
スプリングのプリロード調整の他に
シートに座って左側のフロントフォークのトップにある
ダイヤルが伸び側の減衰力調整で
右側のフロントフォークのダイヤルで
縮み側の減衰力を調整出来るという事で
最近多くなってきている左右のフロントフォークに
別々の機能を持たせているタイプですね。
スプリングのプリロード調整では
左右の調整量を合わせる必要がありますが
減衰力は左右で合わせる必要がないので
かなりスピーディーに調整出来ますし
MT-09ではフォークのトップに全てのダイヤルがあるので
シートに座りながら調整が出来ますね。 |
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リアサスペンション・・MT-09 |
リアサスペンションもフロントフォーク同様に
工場出荷時の設定ではソフトなセッティングなので
ローダウンモデルのオフロード車並に
乗り心地が良い・・と言うのはさすがに言い過ぎですが
それに迫るくらいの快適な乗り心地ですね。
スプリングのプリロード調整は7段階で設定出来ますが
工場出荷時の設定では
ちょうど真ん中の4段目に設定されています。 |
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ちなみにリアショックの減衰力調整は伸び側のみです。
こんな感じで丁度の所にフレームに穴が空いているので
長めの工具を使えば簡単に調整が出来ます。 |
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フロントフォーク・・GSX-S1000 |
KYBのインナーチューブ径が43ミリの
倒立フォークが採用されているので
MT-09よりも少し太いのですが
そもそも車体の重量が約30Kgほど違うので
フロントフォークに掛かる負担はおそらく大して変わらないと思われ
フロントフォーク単体見た場合
GSX-S1000の方が明らかに剛性感が高い・・
と言えるほどの差は無いのですが
それでもやっぱり車体全体から感じるトータルでの剛性感では
GSX-S1000の方が上なので
高級感というか良いバイク感をより強く感じますね。
GSX-S1000でも例外では無く
工場出荷時の設定はソフト寄りな設定ですね。
間違いなく、楽な姿勢と長いハンドルバーに
ソフトなサスペンション設定は
昨今のネイキッドのトレンドですね。
全てのネイキッドがCB1300化しているかのように思えます。
なのでより明確にSSのマシンとの差別が
行われているのだと思いますね。 |
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もちろんGSX-S1000もフルアジャスタブルなのですが
昔ながらのオーソドックスなタイプなので
トップにあるダイヤルでプリロードと
伸び側の減衰力を調整出来ます。
もちろん左右でキッチリ同じ分だけ調整する必要があります。 |
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そして縮み側の減衰力は
フロントフォークの下側にあるダイヤルで調整します。
やっぱりMT-09のような
セパレートタイプのフロントフォークを知ってしまうと
いちいち左右で同じ分だけ調整するのは面倒ですね。 |
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リアサスペンション・・GSX-S1000 |
リアサスペンションも初期設定はソフトなので
何も触らなくても快適街乗り仕様ですね。
プリロード調整はMT-09と同じく7段階ですが
GSX-S1000の初期設定は
ソフトよりの3段目になっています。 |
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ちなみにリアショックの減衰力を調整するネジは
ショック下側のリンクの所にありますが
伸び側の減衰力調整しか出来ないので
これもMT-09と全く同じですね。 |
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