HONDA CT125 マフラーの交換 消音作業 Vol.5 |
次は好みの音量に変える為に サイレンサー出口のバッフルを交換します。 OUTEXマフラーの中でもストレート構造タイプを選ぶと このように大きな口径の出口なので 低音が強くなるので必然的に音圧は上がりますが 音量自体はさほど大きくはない印象です。 とりあえず排気音を収録してきたのでどうぞ・・ CT125 OUTEXマフラー(ストレートタイプ) 低音がかなり効いているので 125ccの貧弱な排気音から勇ましい排気音に変わりますね。 |
マフラーエンドに付けられたパイプは 六角穴付きボルトを外すと簡単に外れます。 このちょっとしたパイプがOUTEXマフラーの素晴らしい所というか 単気筒エンジンの特性をよく理解している証拠なのですが 単気筒エンジンではマフラー出口のまわりに 障害物があると反響して音質が変わったり 増幅されて音質が変化するのですが このパイプがマフラーエンドまで伸びているので 排気音が変化するのを防止してくれています。 |
という事で今回は・・ 安くて軽いデイトナのバッフル(48ミリ)を差し込みました。 内径も小さめなので消音効果(低音の減衰効果)が高いです。 まずはセオリー通りに取り付けました。 先ほども言いましたが、単気筒エンジンで このマフラーエンドだと バッフルから抜けた排ガスが広がり サイレンサーの大きな筒に当たって反響音が出ます。 |
次はバッフルを逆向きに取り付ける事で 出口部分で反響しなくなる事で消音効果が出ます。 バッフルの向きの違いによるアイドリング時の音量です。 CT125 OUTEXマフラー(デイトナ正向き) CT125 OUTEXマフラー(デイトナ逆向き) ただ、バッフルを逆向きにすると 排気干渉による消音効果を得られないので それほど音量には差がない事が分かります。 |
ちなみにデイトナバッフルの外径では 微妙に隙間があくので隙間を埋めるために ビビり音対策テープを使っています。 |
ビビり音対策テープをネジ穴横からネジ穴横まで一週巻いて さらにネジ穴の正反対側に1/3週分ほど巻いて 一部を2重にしています。 |
先ほどデイトナバッフルを裏表逆にして固定しましたが 二つのバッフルを重ねる事で 出口付近の反響音を押さえて尚且つ 内部側は排気干渉による消音効果も得られるので 単気筒エンジンではこのダブルバッフルが もっとも消音効果が高くなります。 |
48パイのバッフルに41パイのバッフルを重ねると ちょうどピッタリ中に入るので ボルトのネジ穴同士を重ねる事で一本のボルトで 共締めする事が出来ます。 さらにステンたわしをマフラー内側の 2つのバッフルが重なる隙間に 挟み込んで固定すれば消音効果はさらに上がりますよ。 それではデイトナのダブルバッフルの消音効果を試します。 CT125 OUTEXマフラー(デイトナ ダブルバッフル) そもそもOUTEXマフラー自体 それほど排気音が大きい訳ではありませんが デイトナのバッフルを使う事で 平均的な同排気量の政府認証マフラーよりも 明らかに静かになります。 |
さらにステンたわしを2つのバッフルが重なる隙間に 挟み込んで固定すれば消音効果はさらに上がります。 この写真のステンタワシの量は多すぎますけどね・・ 多すぎるとバッフルを固定するのに苦労しますし 外にステンタワシが飛び出します。 音質的にもステンタワシによってバッフルと マフラーの隙間から排ガスが抜けにくくなるので改善されるので ペコペコした排気音が出る場合はステンタワシで消えます。 |