GR COPEN ステアリング交換と延長作業 Vol.1 |
今回はGRコペンのステアリングを交換しますが ペダル位置が手前の浅い所にある軽自動車では 基本的にどの車両でもステアリングが遠くなる傾向があるので 長時間運転するにはどうしても疲れてしまうので ステアリング位置を自分の体に合わせて延長し最適化します。 という事で今回用意したアイテムは HKB SPORTSのステアリングボス(OT-272)で 一部のトヨタ車とダイハツ車に適合するステアリングボスです。 HKBの他にメジャー処としては Daikei(S-729)やWorks Bell(540)がありますが 毎回もっとも安く買える物を選んでいます。 |
ボスに組み合わせるステアリングは 好みの物を選んで貰えば良いのですが 今回はLSDが装着されているコペンの特性に合わせて モモのコンペティション320mm(C-70)を新調しましたが 320mmと350mmの2サイズがあります。 モモのステアリングではよく9時、3時の部分に エアレザーと呼ばれている ポツポツ穴の空いた摩擦力の高い革が使われていますが それがステアリング全体に使われています。 |
上のモモ コンペティションのステアリングと 下のモモ レースと比べると グリップが太く生地も滑りにくい素材という事で 握力をあまり使わなくてもしっかり握れるので 長時間運転しても手が疲れにくいです。 |
おそらくステアリングのセンターを分かりやすくする為に 大きくMOMOのロゴが入っていますが 油性マジックで簡単に目立たなく出来ますよ。 |
ステアリングを交換するにあたり デメリットとしてはステアリングスイッチと エアバッグが使えなくなる所ですね。 ちなみに純正ステアリングをそのまま生かして 延長させたい場合は2023年にDスポーツから 純正ハンドルを50ミリ延長させる事が出来る DRSステアリングスペーサー(45103-R240)が発売されています。 |
純正ステアリングに320ミリと280ミリのステアリングを重ねると ちょうどグリップ一つ分ほど外径の差がありますね。 ステアリングを小さくする事で 腕からドアの内張までの距離が遠くなるので コペンのようなタイトなコックピットでは 窮屈さを軽減する事が出来ます。 ちなみに280ミリのステアリングでも メーター類はちゃんと見えるので 車検も問題が無いハズなのですが 見た目の印象的な問題で 280ミリは車検に通らない可能性がありますし ディーラーではピットに入れてもらえない場合がありますね。 |
左:コンペティション320mm 中:ティーム280mm 右:レース320mm モモステアリングの重量を量ってみると 外径の大きさと重量の関係はほぼ無い事が分かりますね。 コンペティションが軽いのはおそらく ホーンの中心付近を見るとフレームの幅が若干細めなので おそらくそれが影響しているのではないかと思います。 |
コペンの純正ステアリングとエアバッグの重量は 合わせて2255gでした。 今回取り付けるHKB SPORTSのステアリングボスが232gです。 HKBとワークスベルはアルミ製なので大体同じ重量ですが ダイケイのボスはスチール製なので 大凡プラス100gって感じになると思います。 |
それではまず部屋で行える内職から始めますが HKB SPORTSのボスに付属の ホーンのケーブルなんですが おそらく様々な車種に対応させる為なのか コネクターが付属していないので 端子が剥き出しの状態という事で コネクターを固定したいと思います。 もちろんこのまま車体の端子に差し込めば使えるのですが しっかり固定することが出来ないので あまりお勧めは出来ません。 |
コペンのステアリングの中にあるコネクターは ここにステアリングスイッチのケーブルと ホーンのケーブルが接続されています。 |
コネクターにはリテーナーが付いているので とりあえず外しておきます。 |
コネクターのツメ部分を上にした時に 上段の右端にホーンケーブルの端子部を差し込みますが 端子の平らな方を上向きにして差し込みます。 |
すると端子のへこみがある方がここから見えると思いますが しっかり奥まで差し込みます。 |
最後にリテーナーを元に戻しますが リテーナー部分とコネクターが平らになるまで 押し込んで固定します。 ちなみに端子の差し込み具合が甘いと リテーナーがしっかり固定できない仕組みになっていますよ。 これでワンタッチで ホーンの配線を車体に固定できるようになります。 |