HONDA 2024 CBR600RR インプレッション Vol.1

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CBR600RR(8BL-PC40)ヘッドライトサイド

今回は2024年式のCBR600RRを

インプレッションをしたいと思います。

2016年にCBR600RRの生産が終了した時には

雰囲気的にも600ccのスーパースポーツ(以下SS)は

完全に終わった感があったので

もう二度と新車として買える事はないだろうと思っていましたが

2020年に復活してくれました。

しかも、憧れていたフルパワー仕様で・・

CBR600RRを取り扱うのは今回で2台目という事もあり

2007年に発売された初期のPC40型CBR600RRから

おそらく最終モデルになりそうな

2024年のCBR600RRまでの進化の歴史を

インプレッションすると同時に追ってみたいと思います。

同じPC40型のCBR600RRの中でも

2007年の初期型から見た目のデザインが大きく変わったのが

2013年と2020年の現行モデルまで2回ありまりましたが

見た目は同じでも仕様変更されたのを加えると

2007年、2009年、2013年、2020年、2024年の

5つに分ける事が出来ます。

 
CBR600RR(8BL-PC40)トンネル内サイドビュー

デザイン

2024年式のCBR600RRは外観含め

ほとんどの部分は2020年式から継続されていますが

よ~く見るとアンダーカウルのデザインが

変更されていますし

新たにレースベース車のような

マットブラックのカラーバリエーションが増えたので

トリコロールカラーが嫌いな方でも手が出せるようになりました。

カウリングの形状に関しては

2013年モデルでほぼ完成の域だったと思われ

2020年以降もそれに近い形状をしていますね。

何より今ではかなり珍しくなった

センターアップマフラーが初期型から現行モデルまで

継続されている所が一番嬉しいですね。

センターアップマフラーは走行性能の面においては

マイナスしかないのかもしれませんが

このマフラーじゃないと、もはやCBR600RRじゃないですし

同じ600ccSSのカワサキのZX-6Rと差別化するにも

大きな意味があると思います。

 
CBR600RR(8BL-PC40)ウイングレッド

2020年式からウイングレットが付きましたが

モトGPからの流れで市販車のSSにも

ウイングレッドが付く車種が増えました。

フロントタイヤが浮くと電子制御によって

エンジン出力が絞られてしまうので

ただのエアロパーツなんですが

エンジン出力に直結するパーツでもありますし

あらゆる姿勢での車体のスタビリティにも貢献します。

あと、2024年式からは

2輪と4輪が統合した新しいHRCのロゴに変わっています。

 
CBR600RR(8BL-PC40)ミラー

ミラー自体の形状は2021年式から同じものですが

根元の構造は初期型から全く変わっていないので

今では珍しくなった無段階で動かせるタイプですね。

最近支流の定位置でカックンと固定されるミラーと比べれば

少し古さを感じるのですが

無段階のタイプだとミラーの飛び出し量を

ギリギリまで小さく出来るので

以外と使い勝手は良いですね。

 
CBR600RR(8BL-PC40)テールランプ

テールランプまわりは2013年に大きく変更されてからは

2024年式でもそのまま引き継がれていますが

2020年式からウインカーがLED化したので

スリムになっていますね。

 
CBR600RR(8BL-PC40)ナンバー灯

ナンバー灯のデザインも2013年式から同じで

白熱電球なのは初期型からなので

2024年式のもっとも古さを感じるパーツになっています。

 
CBR600RR(8BL-PC40)ヘッドライト

ヘッドライト

2020年式以前はロービームだと片目のみの点灯でしたが

2020年式以降のLEDヘッドライトでは左右で2灯になります。

ロービームはどのバイクも基本的に同じなので

狭い範囲を広く照らしますが

LED化されている事もあり明るさは全く問題ないですね。

ヘッドライトにはポジションランプの機能がなく

ウインカーがその役割を果たしているので

常時点灯しています。

あと、ウインカーの位置は2020年式から

ヘッドライト裏に移動した事で

カウリングに穴が空いていない為

保安部品を外すだけで気軽にサーキット仕様に出来ますね。

 
CBR600RR(8BL-PC40)ハイビーム

ハイビームに切り替えると

内側のライトも光って4灯状態になりますが

ハイビームは光が拡散するタイプではなく

スポット光のようなまとまった光が

狭い範囲を明るく照らすので

どちらかというと市街地に適したハイビームですね。

 

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