HONDA 2024 CBR600RR インプレッション Vol.3 |
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メーターパネル |
2020年式以降は
フルカラーのTFT液晶メーターが採用されているので
これだけでも昨日今日発売された最新のバイクに見えますね。
個人的にはアナログのタコメーターが好きなので
CBR1000RR-Rのように
デジタルでアナログのタコメーターを
再現して欲しかったのですが
メーターパネル内のデザインは変更出来ませんでした。 |
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解像度も高いので視認性が高いですね。
あと2020式以前との大きな違いは
燃料計がなくなった事ですね。
その代わりにA CONSというAトリップメーターと連動している
燃料消費計があるので
満タン給油した場合は、燃料計の役割を果たしますし
燃料の残量が4Lを切ると燃料の警告灯が表示されると同時に
そこで初めて燃料の残量が表示されるので
よほどの山奥の道を走らない限りは
警告灯が表示されてから給油に向かえば問題ないと思います。 |
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メニュー画面に切り替えましたが
さきほど電圧計だった所は
他の様々な情報に切り替える事も出来ます。
2020年式以降は電子制御に
IMU(慣性計測装置)が採用されている事もあり
車体のバンク角を表示するGRIP ANGLEもありますね。 |
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初期設定ではオートの設定なので
昼間は白バックのメーターになり
辺りが暗くなると自動で反転して黒バックに変わりますが
周囲の明るさに関係なく任意に設定する事が出来ます。 |
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白と黒以外にもメタリックとカーボンの
2種類の壁紙がありました。
ちなみにこの画面はサーキットモードで
画面内にストップウォッチを表示出来ます。 |
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シフトインジケーターの所では
シフトタイミングランプを光らせる
エンジン回転数を設定出来ます。 |
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シフトタイミングランプは設定したエンジン回転数で
5つ全てが点灯し同時に点滅するので
設定した回転数の前から1つずつ光り始めます。 |
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電子制御 |
2020年式以前と以後でもっとも大きく違う要素の一つが
6軸IMUを使った高度な電子制御で
車体の傾きによって最適な制御を行います。
Pがエンジン出力とレスポンスに影響する数値で
TがTCS、Wがアンチウィリー、EBがエンジンブレーキですね。
予めMODE1~3までプリセットされているので
走りながらプリセットを変更できますが
MODE1はフルパワーで尚且つ
SSらしい過敏なエンジンレスポンスが味わえますが
エンジン出力を抑制する電子制御も控えめな事もあり
一番過激な設定なのでサーキットモードですね。 |
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MODE2に切り替えると
Pが2になったのでフルパワーなんですが
エンジンレスポンスが少し控えめになっていますし
電子制御も少し手厚くなっているのでストリートモードですね。 |
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MODE3ではもっともエンジン出力が抑えられていて
エンジンレスポンスも低く、電子制御も手厚いので
完全にレインモードですね。 |
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さらに個々の数値を自由に変更出来る
USERモード1~2が用意されています。
基本的には停車時に
各数字を変更するようになっていますが
TCSやアンチウィリーに関しては走行中でも変更可能でした。
プリセットにはなかったTCSレベル9というのも選べるので
後輪の滑りに対して過剰過ぎるほど
スロットルの開度を抑制するのですが
極めて低速走行時にTCSが過剰反応すると
スロットルを捻っても発進しない事で
立ちゴケする恐れがあるので決して万能ではありません。 |
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TCSをレベル1の状態から
さらにSELの下ボタンを長押しすると
TCSを完全に解除する事が出来ます。
1速時に全開加速をしてエンジンのパワーバンドに入ると
思いっきりウイリーするので
スタント走行をする以外ではまず使わないですね。
ただ、滑りやすい路面ではTCSが過剰反応する事で
スロットルが全く開かなくなる事があるので
路面がアイスバーンの状態だと
TCSをオフにしないと走れないかもしれませんが
大抵の滑りやすい路面でも
TCSのレベル1で十分対応出来ます。 |
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忘れてはいけないのがHESDと呼ばれている
電子制御のステアリングダンパーですが
これは初期型から採用されていますね。
CBR1000RR-Rのように
ハンドルの重さの設定は出来ないのですが
加速度や速度に応じて自動でハンドルが重くなる事で
直進性安定性を確保できます。
時速200Km/hを超える速度域でも
安定して真っ直ぐ走れたり
シミー現象と呼ばれるハンドルの震えが起きないのは
このステアリングダンパーのおかげなので
一度この安定感を知ってしまうと
ステアリングダンパーが付いてない車両で
速度を出すのが怖くなるほどです。 |
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