HONDA CBR1000RR-R コーナリングライトの取付 Vol.4

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次は車体右側にLEDライトを取り付けしますが

基本的に左側と全く同じ作業です。

エンジンの横に配線を通す時は

車体右側の方が隙間が大きいので通しやすいと思います。

 

しかし、車体右側の方がエンジンに触れたりして

熱の影響を受けやすいので

コルゲートチューブを通して保護しておいた方が確実ですね。

 

カウルの内側に配線を通す場合は

ここからラジエターの隙間に通しますが

写真のようにラジエターホースの外側に通すよりも

内側に通した方が良いと思います。

 

写真の所とクラッチワイヤーが通っている所に隙間があるので

こんな感じで裏から通しましたが

配線が通しにくい場合は

配線ガイドの輪っかをうまく使えば通せると思います。

ちなみにラジエターのフィンは簡単に潰れるので

手が触れないように注意して下さい。

手が触れてフィンが潰れた場合は

精密ドライバーのマイナスを使って穴を修復させておきます。

 

ドライバーユニットは結束バンドを使って

エアクリーナーボックスと燃料タンクの間にある

ゴムカバーに固定しました。

 

そのドライバーユニットの先端から

延長ケーブルを繋げてバッテリーの所まで持っていきますが

ここまで配線は伸びるので

30センチくらいの延長ケーブルで届きます。

 

4極リレーから分岐した黄色い線(プラス)と黒い線(マイナス)に

延長ケーブルを接続させれば

右側のLEDライトの配線は完了です。

 

とりあえず、スイッチを押してみて

ライトが点灯するかテストしておきます。

バッテリーと直で繋いでいるので

エンジンをかけなくても発光しますよ。

 

次は車体左側のドライバーユニットの固定ですが

基本的に車体右側と同じなんですが

ここのゴムカバーをめくると・・

 

配線が通った樹脂のカバーがあるので

ここの両脇に固定しても良いですね。

 

ドライバーユニットを固定させたら

延長ケーブルを使ってバッテリーまで持っていきます。

 

これで左右のLEDライトの接続も完了したので

配線の作業は全て終わりです。

とりあえず、ここでも発光するかのテストを行っておき

問題なければ燃料タンク等を元に戻します。

 

それでは最後に光軸の調整です。

このように夜間に壁に向かってヘッドライトの光りを当てます。

出来れば5mくらい壁から離れるのがベストですが

このように1mくらいでも可能です。

 

ハイビームを点灯させても壁から1mくらいだと

このくらいしか変化がありませんが問題ないでしょう。

 

それでは取り付けたLEDライトを点灯させながら

LEDライトの横にあるボルトを緩めて高さを調整します。

ロービームやハイビームのカットラインを基準にして

高さを合わせますが

ロービームのカットラインの高さに

LEDライトのカットラインの高い所をピッタリ合わせると

直線を走っている時にベストな光軸になり

かなりワイドに道路を照らしてくれますが

当然、車体を傾けるとヘッドライトと同じ軌道なので

道の先は真っ暗なままです。

車体を傾けた時に威力を発揮する

コーナーリングライトとして機能させるなら

ロービーム、あるいは

ハイビームのもっとも高いカットラインに

追加したLEDライトのカットラインの中心が通るような光軸に合わせます。

基本的にロービームやハイビームのカットラインと一部が重なるように

設定すれば失敗はないと思います。

 

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