HONDA CB250R マフラーの交換 Vol.3 |
マフラーに押されて耐熱シールが溢れてきますが 余分なシール剤を取り除いて 指を水で濡らして サイレンサーとエキパイの繋がりが 自然になるように形成します。 ここのマフラーバンドは耐熱シール剤が 固まらないうちに締め込んだ方が良いのですが・・ |
ここの隙間から排気ガスが漏れやすいので バンドを外すかユルユルに緩めてから 耐熱テープを一周貼ると信頼性が高まります。 |
最後にバンドを締めてから そのまま24時間ほど放置ちます。 それからさらに20分くらいアイドリングさせるのがベストですが アイドリングさせられない環境なら 4000回転以下で急加速を控えて 適当に20分以上走ります。 これでほぼ完全に耐熱シール材が固まります。 使っている耐熱シール剤が大量なので 説明書に書いてある時間では固まりませんよ。 完全に固まった後で赤矢印のように 油性マジックでシール剤を黒く塗る事で 白色のシール剤が目立たなくなります。 もちろん耐熱ペイントスプレーを使って 黒く塗装するのがベストですけどね。 ちなみにどれだけ完璧に隙間を埋められたとしても そもそも純正マフラーには 水抜き穴(黄矢印)があるので 排気ガスが漏れるようになっています。 |
という事でこんな仕上がりになりました。 一応、CB250Rのノーマルと並べて見ましたが 横に並べて売られてたらどちらを買いますか? とにかく余計なステーを一切使わずに 固定している所がポイントで これにより純正マフラー感が半端ないんです。 2本出しなので少々マフラーの主張が強いかなと思ったら むしろCBR250RRのマフラーの方が シャープでエレガントでスマートなんですよ。 それでは排気音を収録してきたのでお聞きください。 CB250Rの純正マフラーと比べると 全体的に乾いた音質ですが やはり6000回転あたりからの 高回転域でレーシーな音がしますね。 アイドリングの音は明らかに音量が上がっていますが 加速している時の音量は 純正マフラーなのでしっかり抑えられています。 4000回転以下の回転数でアクセルを少し開き気味にすると カラカラした変な排気音がしますが CBR250RRでも同様にパラパラした変な音が出るので マフラー自体の仕様のようですね。 低回転域の排気音は正直、クソみたいな音でした。 |
CB1000Rは2本出しなので CB3兄弟のCB250Rは本来 マフラーを2本出しにすべきなのですが そうなれば到底50万円では発売出来なかったと思います。 ぶっちゃけ、CB125Rのアンダーマフラーの方が良いと 思っている人は沢山いると思われますが この2本出しマフラーならそんな人々からも 納得して頂けるビジュアルなんじゃないかと思います。 肝心な走りの性能的には そもそもこのCBR250RRのマフラーは 14000回転も回る2気筒エンジンのマフラーなので 抜けが良すぎるのか残念ながら CB250Rのウリともいうべき低回転域での あの力強いトルク感がフラットな感じになり失われてしまいます。 しかし、後に説明しますが 低回転域のトルクのコントロールは可能です。 |