CB1300SF VS VFR800F 合同インプレッション Vol.6 |
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ユーティリティ・・CB1300SF |
シート下のラゲッジスペースを見てみると
前席の下あたりにはもっとも深いスペースがあって
そこからテールランプにかけても
そこそこ深いスペースがあるので
ネイキッドのバイクとしては大容量のスペースですね。 |
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車載工具の内容はこんな感じになっています。
一部にSPグレード専用の工具が入っていますが
それはオーリンズ製リアサスペンションの
プリロードを調整する専用工具ですね。 |
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シートの裏にも書類を挟めるスペースがあります。 |
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ラゲッジスペースの深い部分には
ETCが標準装備されています。 |
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ラゲッジスペースの後方にはタイプCのUSB電源があります。 |
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ヘルメットホルダーも標準装備しています。
ヘルメットホルダーは後からでも簡単に取付が出来るのですが
標準装備のヘルメットホルダーだと
車体と同じカギが使えるので
余計なカギを持つ必要がない所が良いですね。 |
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メンテナンスが気軽に出来る
センタースタンド(メインスタンド)を標準装備しています。 |
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ユーティリティ・・VFR800F |
リアシートを外すとスポーツバイクの典型的な
狭いラゲッジスペースがありますが
それでも深さは結構ある方だと思うので
ETCや車載工具を積んでいても
他の荷物を入れる余裕は少しだけありますね。
ちなみにCB1300と同じく
ETCが標準装備されていますが
もはや高級ツアラーの証とも言えるアイテムですね。 |
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VFR800Fの車載工具はこんな感じの内容ですが
片持ちスイングアーム専用の工具が入っている所が特徴ですね。
ちなみに右端の工具は
フロントフォークのプリロードを変更する時に使います。 |
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メインシートを外すとこんな感じになります。
トレーのようなバッテリーカバーがありますが
深さがないので乗せられる物は限定されますね。
ちなみにここのスペースの高さは
メインシートの高さ設定によっても変化します。 |
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左のミドルカウルに電源が標準装備されています。
CB1300のようにシート下にあるよりも
圧倒的に使いやすいのですが
もはや時代遅れのシガーソケット電源ですね・・ |
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VFRにもセンタースタンドが標準装備されていますが
センタースタンドもなんだか
ツアラーの証みたいな所がありますね。
CB1300ではぶっちゃけ、センタースタンドが無くても
一般的なメンテナンススタンドが使えるので問題ないのですが
片持ちスイングアームのVFR800Fでは
一般的なメンテナンススタンドが使えない為
メンテナンスする時は
このセンタースタンドだけが頼りになります。 |
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総括・・CB1300SF |
CB1300を一言で表現するなら
高品質と高い信頼性の塊のようなバイクですね。
特にSPのグレードでは
オーリンズサスペンションが採用されている事もあり
走りの質の高さは国内どころか
おそらく世界でもトップレベルだと思うので
乗る人によってはバイクの概念を変えられてしまうほどの
衝撃があるのではないでしょうか。
スペック表を見てしまうと
殆どの方は266Kgという車体の重量に
尻込みをしてしまうと思うのですが
どの要素が欠けても
この上質な走りは再現出来ないと思うので
この走りを実現する為には必要な重量なんだと
納得するしかないと思いますし
実際に乗ると納得が出来ると思います。 |
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初めてCB1300に乗った時の衝撃は今でも覚えていて
全てに余裕のある走りは
まさにバイク界のクラウンだと思ってしまいましたが
SPグレードのCB1300は
バイク界のロールスロイスかもしれませんね・・
ロールスロイスには乗ったことはありませんが・・
他のバイクで走った同じ道をCB1300SPで走ると
奇麗に再舗装されたんじゃないかと思うくらい
全く違う道の印象になるので
エアサスを採用した
4輪の高級車に乗った時に味わえる同様の体験を
CB1300SPでも味わう事が出来ました。
CB1300はCBシリーズの頂点に立つ
フラッグシップマシンに相応しい
上質な走りが味わえる至高のバイクでした。 |
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総括・・VFR800F |
VFR800Fを一言で表現するなら
特別なパーツだらけの唯一無二の国産V4マシンですね。
その特別なパーツのおかげで
他のバイクとは違う圧倒的な個性を持っているのですが
同時にスペックに対して車両価格が高いという
負の部分も抱えています。
コストや燃費を重視する昨今では
必然的に2気筒エンジンのモデルが増える中
これほど個性的なバイクは
もう二度と作れないんじゃないかと思いますね。
CB1300はVFR800と同様に20年以上
ほぼ同じ車体の内容なんですが
スロットルの電子化やアシスト付スリッパークラッチなど
常にバージョンアップし続けているのに対し
VFR800Fは2017年あたりで進化が止まってしまったので
生産が終了した2022年製の車両としてみれば
他メーカーも含めて同価格帯の車両と比べると
電子制御の手厚さの違いや細かな装備等を含め
どうしても古さを感じてしまうのですが
長い歴史を持つホンダ伝統のV4エンジンを積むバイクとして
最近まで生産されていた
もはや走る機械遺産と言っても良いので
その歴史を含めて魅力的に思えるかどうかで
評価は大きく変わってくるのかもしれませんね。 |
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SSのバイクで走るにはしんどいので
出来るだけ快適に走れるSSのようなマシンに乗りたい・・
そういう時にはVFR800がピッタリ!
と言い切れない所がもどかしいというか
おそらく車体の重量がそう言わせなくさせているのですが
SSとツアラーの丁度真ん中に位置しているような
そんな分かりやすいバイクではない事は確かですね。
正直、ノーマルのままでは
スポーツしたいのか、ツアラーしたいのか
どっちとも中途半端な感じになっているので
ユーザー自身がどちらかの方向にカスタムして導く事で
最高の一台に仕上がるのではないかと思います。 |
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CB1300とVFR800Fは想像以上に
共通点が多かったと思っていますが
実際に走った印象は見た目と同じで、全く違っていて
やっぱりVFR800Fはスポーツ色の強めなツアラーだったので
快適寄りに振った走りの中にも
鋭く尖ったスポーツな部分が見え隠れするのですが
何より一番スポーツしていたのは
高回転まで回す事で本領を発揮するV4エンジンでした。
CB1300は、常にズッシリと構えていて
落ち着いた風格を感じると共に
ライダーに対して、おもてなしの心があるというか
細かな気遣いが行き届いているので
ツアラーのお手本となるようなバイクだと思いますし
ワインディングで振り回すと
まるで北斗の拳のラオウになって
黒王号を乗り回しているかのような
このサイズ感、この重量感でないと味わえない
何とも言えない喜びがありました。 |
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