CB1300SF VS VFR800F 合同インプレッション Vol.2 |
HOME - GARAGE - CB1300 ・ VFR800 - Impressions |
|
ライディングポジション・・CB1300SF |
CB400SFは以外とハンドル位置が低かったりするのですが
CB1300SFはそこそこ高さのあるアップハンドルなので
背筋が立ったリラックスした姿勢で運転出来ます。
それでもカウリングが付いたCB1300SBと比べると
少しだけハンドル位置が低めなようですね。
イメージしやすく例えるなら
教習所にあるアップハンドルを採用したCB400や
CB750に近いライディングポジションなんですが
ただ、燃料タンクが大きく長いので
身長が160センチ前後の小柄な方だと
少し前傾気味になる可能性がありますね。
あと、以外とステップの位置が高いので
コーナーでは想像以上にバンク角を稼げる所は
さすが白バイのベース車だと思わせるのですが
シート高が比較的低くてステップ位置が高いという事は
その分、背が高い(175センチ以上の足が長い)方だと
膝下が窮屈に思えるかもしれませんね。 |
|
|
シート・・CB1300SF(SP) |
このシートはSPモデルの専用シートなので
少し高級感のある生地と
メインシートとタンデムシートの境目にステッチが入っていますが
形状自体はスタンダードモデルとほぼ同じですね。
フレームの幅は数あるバイクの中でも大きい方なので
それに合わせてシートの幅も十分以上にしっかりありますし
クッションの厚みも十分以上にあるのですが
クッションの硬さは標準的な感じですね。
あと、燃料タンクに向かってシートの幅が大きく絞られているので
足を地面に付ける時に
出来るだけ邪魔をしないような形状になっていますね。
ただ、小柄な方だと、どうしてもシートの前の方に座る事になるので
体感的なシートの幅は狭くなってしまうので
走っている時は後ろ寄りに意識して座る事で
小柄な方でも極上の乗り心地を味わえると思います。 |
|
|
足つき性・・CB1300SF(SP) |
今回はSPモデルなのでサスペンションの違いにより
スタンダードモデルよりも10mm高い790mmのシート高なので
SPモデルでは足つき性が悪くなると思われがちなんですが
スタンダードモデルのSHOWA製のリアショックは
5段階のプリロード調整に対して
SPのオーリンズ製のリアショックは
無段階でプリロード調整が出来る事もあり
車体に跨いだ時のシート高はセッティング次第で
ある程度は下げる事が出来ます。
なので実際にはSHOWAとオーリンズの10mmの差は
数字ほど無い印象ですね。
シート高の数字自体は
他のリッタークラスの車両と比べても低めなのですが
それでもフレームの幅もありますし
それに合わせてシートも幅広いので
実際の体感的なシート高はミドルクラスの
800mmくらいのシート高の車両と同じ感じだと思います。 |
|
|
ライディングポジション・・VFR800F |
ハンドルの位置を見ても
容易に想像が付くと思いますが
楽に長距離を走れるツアラーなハズなのに
実際に乗ってみると想像以上に前傾姿勢なんですよね。
それでもトップブリッジの上側にハンドルが付いている事もあり
シート高を789mmの設定にしておけば
スズキの隼と同じくらいの比較的緩めな前傾姿勢の印象ですね。
なので最終モデルのVFR800Fは
まさにスポーツツアラーの完成形と言って良いのですが
悪い言い方をすれば
ツアラーなのか、スポーツなのかどっちつかずとも言えますね。
元々はレースで活躍していたVFRの血統が
最終モデルで原点回帰した言えば聞こえは良いのですが
フルカウルのバイクでもハンドル位置が高く
楽な姿勢で走れるバイクが支流な昨今では
少しクラシカルにも思える運転姿勢だと思います。 |
|
|
シート・・VFR800F |
シートの形状自体はスポーツ系のシートなんですが
クッションの厚みや幅は十分にありますし
クッション自体は少し柔らかめなので
お尻が痛くなりにくいツアラーなシートですね。 |
|
|
シングルシートカウルが車体に付属している所も
VFR800Fのスポーツ志向な部分なんですが
ただ、形状はあまりスマートではないというか
タンデムシートとほぼ同じ形状をしていますね。 |
|
|
CB1300にしてもVFR800Fにしても
一般的なスポーツバイクよりはクッション性が高いので
リアシートの快適性は高いと思うのですが
それはあくまで一般的なバイクのリアシートとして見た時の話で
どっちにしても長時間は乗りたくないですね・・ |
|
|
足つき性・・VFR800F |
VFR800Fはメインシートを乗せる土台部分を下げられるので
2段階での高さ調整が行えます。
工場出荷時は809mmですが
789mmに下げる事が出来ます。 |
|
|
789mmにシート高を設定すれば
スリムなフレームと相まって
身長170センチの短足でも両足を床に付こうとすると
かかとが少し浮く感じだったので
排気量の割には足つき性が良いので
ほぼ中型のバイクの感覚に近いと思います。
789mmの設定だとCB1300SPの790mmと
ほぼ同じシート高になるのですが
やはりフレームやシートの幅の影響で
VFR800Fの方が明らかに足つき性が良く感じますし
CB1300に対して少し後寄りにあるステップ位置も
足を降ろす時の邪魔になりにくいですね。 |
|
|
Vol.1 > Vol.2 > Vol.3 > Vol.4 > Vol.5 > Vol.6 |