CB1300SF VS VFR800F 合同インプレッション Vol.2

HOME - GARAGE - CB1300 ・ VFR800 - Impressions

CB1300SF(SC54)ライディングポジション

ライディングポジション・・CB1300SF

CB400SFは以外とハンドル位置が低かったりするのですが

CB1300SFはそこそこ高さのあるアップハンドルなので

背筋が立ったリラックスした姿勢で運転出来ます。

それでもカウリングが付いたCB1300SBと比べると

少しだけハンドル位置が低めなようですね。

イメージしやすく例えるなら

教習所にあるアップハンドルを採用したCB400や

CB750に近いライディングポジションなんですが

ただ、燃料タンクが大きく長いので

身長が160センチ前後の小柄な方だと

少し前傾気味になる可能性がありますね。

あと、以外とステップの位置が高いので

コーナーでは想像以上にバンク角を稼げる所は

さすが白バイのベース車だと思わせるのですが

シート高が比較的低くてステップ位置が高いという事は

その分、背が高い(175センチ以上の足が長い)方だと

膝下が窮屈に思えるかもしれませんね。

 
CB1300SF(SC54)SP専用シート

シート・・CB1300SF(SP)

このシートはSPモデルの専用シートなので

少し高級感のある生地と

メインシートとタンデムシートの境目にステッチが入っていますが

形状自体はスタンダードモデルとほぼ同じですね。

フレームの幅は数あるバイクの中でも大きい方なので

それに合わせてシートの幅も十分以上にしっかりありますし

クッションの厚みも十分以上にあるのですが

クッションの硬さは標準的な感じですね。

あと、燃料タンクに向かってシートの幅が大きく絞られているので

足を地面に付ける時に

出来るだけ邪魔をしないような形状になっていますね。

ただ、小柄な方だと、どうしてもシートの前の方に座る事になるので

体感的なシートの幅は狭くなってしまうので

走っている時は後ろ寄りに意識して座る事で

小柄な方でも極上の乗り心地を味わえると思います。

 
CB1300SF(SC54)足つき性

足つき性・・CB1300SF(SP)

今回はSPモデルなのでサスペンションの違いにより

スタンダードモデルよりも10mm高い790mmのシート高なので

SPモデルでは足つき性が悪くなると思われがちなんですが

スタンダードモデルのSHOWA製のリアショックは

5段階のプリロード調整に対して

SPのオーリンズ製のリアショックは

無段階でプリロード調整が出来る事もあり

車体に跨いだ時のシート高はセッティング次第で

ある程度は下げる事が出来ます。

なので実際にはSHOWAとオーリンズの10mmの差は

数字ほど無い印象ですね。

シート高の数字自体は

他のリッタークラスの車両と比べても低めなのですが

それでもフレームの幅もありますし

それに合わせてシートも幅広いので

実際の体感的なシート高はミドルクラスの

800mmくらいのシート高の車両と同じ感じだと思います。

 
VFR800F(RC79)ライディングポジション

ライディングポジション・・VFR800F

ハンドルの位置を見ても

容易に想像が付くと思いますが

楽に長距離を走れるツアラーなハズなのに

実際に乗ってみると想像以上に前傾姿勢なんですよね。

それでもトップブリッジの上側にハンドルが付いている事もあり

シート高を789mmの設定にしておけば

スズキの隼と同じくらいの比較的緩めな前傾姿勢の印象ですね。

なので最終モデルのVFR800Fは

まさにスポーツツアラーの完成形と言って良いのですが

悪い言い方をすれば

ツアラーなのか、スポーツなのかどっちつかずとも言えますね。

元々はレースで活躍していたVFRの血統が

最終モデルで原点回帰した言えば聞こえは良いのですが

フルカウルのバイクでもハンドル位置が高く

楽な姿勢で走れるバイクが支流な昨今では

少しクラシカルにも思える運転姿勢だと思います。

 
VFR800F(RC79)メインシート

シート・・VFR800F

シートの形状自体はスポーツ系のシートなんですが

クッションの厚みや幅は十分にありますし

クッション自体は少し柔らかめなので

お尻が痛くなりにくいツアラーなシートですね。

 
VFR800F(RC79)シングルシートカウル

シングルシートカウルが車体に付属している所も

VFR800Fのスポーツ志向な部分なんですが

ただ、形状はあまりスマートではないというか

タンデムシートとほぼ同じ形状をしていますね。

 
VFR800F(RC79)タンデムシート

CB1300にしてもVFR800Fにしても

一般的なスポーツバイクよりはクッション性が高いので

リアシートの快適性は高いと思うのですが

それはあくまで一般的なバイクのリアシートとして見た時の話で

どっちにしても長時間は乗りたくないですね・・

 
VFR800F(RC79)シート高調整

足つき性・・VFR800F

VFR800Fはメインシートを乗せる土台部分を下げられるので

2段階での高さ調整が行えます。

工場出荷時は809mmですが

789mmに下げる事が出来ます。

 
VFR800F(RC79)足つき性

789mmにシート高を設定すれば

スリムなフレームと相まって

身長170センチの短足でも両足を床に付こうとすると

かかとが少し浮く感じだったので

排気量の割には足つき性が良いので

ほぼ中型のバイクの感覚に近いと思います。

789mmの設定だとCB1300SPの790mmと

ほぼ同じシート高になるのですが

やはりフレームやシートの幅の影響で

VFR800Fの方が明らかに足つき性が良く感じますし

CB1300に対して少し後寄りにあるステップ位置も

足を降ろす時の邪魔になりにくいですね。

 

Vol.1 > Vol.2 > Vol.3 > Vol.4 > Vol.5 > Vol.6