CB1300SF VS VFR800F 合同インプレッション Vol.3

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CB1300SF(SC54)ハンドルバー

ハンドルまわり・・CB1300SF

典型的なネイキッドのハンドルまわりなんですが

とにかく燃料タンクの大きさというか

存在感が視界に大きく入ってくるので

とてつもなく大きなバイクに乗っているかのような

迫力を感じますね・・まあ、実際に大きいんですけどね・・

今となっては珍しくなった2連のアナログメーターが

クラシカルな雰囲気を演出していますね。

あと、昨今のストリートファイター系のネイキッドとは違い

クラシックなネイキッドはハンドルのキレ角が大きいので

最小回転半径は2.7mということで以外と小回りが利きます。

 
CB1300SF(SC54)ハンドルバークランプ

一般的なバイクのハンドルバーとの違いは

ハンドルクランプとトップブリッジの間に

防振ゴムが入っている所で

エンジンやサスペンションからの微振動が

手に伝わらない構造になっています。

その為、車体を手で押した時には

少しフニャっとする手応えはあるものの

こういった細かなパーツの一つ一つが

CB1300の上質な乗り味を作っていますね。

 
CB1300SF(SC54)右グリップ

右側のスイッチボックスには昨今の新しいバイクと同じで

キルスイッチと一体化したスターターボタンがありますが

2021年モデルから電子スロットル化されている事もあり

クルーズコントロールのスイッチが備わっています。

ちなみにクルーズコントロールが使える領域は

4速以上で時速50Km/hからなので

一般道でも使えないこともないのですが

正直、高速道路でしか使う事は無いと思いますね。

 
CB1300SF(SC54)ブレーキレバー

車体の前側からみるとTマークのスイッチがありますが

TCS・・通称、トラコンのオンオフスイッチになります。

大型バイクのクラスだと数段階で

トラコンの介入レベルを変えられたりするのですが

CB1300ではおそらく、あえてオンオフの切替のみの

シンプルな形にしていますね。

 
CB1300SF(SC54)左グリップ

左側のグリップまわりを見ると

標準装備されているグリップヒーターのスイッチがありますが

5段階で温度調節が出来ます。

その温度レベルはメーターパネルのセンターにある

液晶モニターに表示されます。

クラッチレバーには油圧式が採用されているので

ワイヤーのフリクションを感じないフィーリングに

高級感すら感じるのですが

同時にアシストスリッパークラッチも採用されているので

クラッチレバーの重さは

一昔前の中型バイクレベルだと思います。

 
CB1300SF(SC54)クラッチレバー

車体の前側にはMODEスイッチがありますが

これはライディングモードを切り替えるスイッチで

スポーツ、スタンダード、レインの3タイプから選べます。

この排気量のクラスだと

電子制御を細かく触れたりするのですが

やはりCB1300のクラシカルな雰囲気を邪魔しない為なのか

シンプルに3つのライディングモードにまとめられています。

もっともエンジンレスポンスの鋭いスポーツにしても

いわゆるSSのようなビュンビュン系の

激しいレスポンスにはならないので扱いやすいですね。

どちらかというと、滑りやすい路面に適した

穏やかなアクセルレスポンスになるレインモードの方が

車体の雰囲気には合っていて

緩いレスポンスの方が右手の疲労も軽減出来ますし

燃費も良くなるので

ダラダラとまったり走るのには丁度良いですね。

 
CB1300SF(SC54)メーターパネル

メーターパネル・・CB1300SF

真ん中には液晶モニターが備わっていて

トリップ計はもちろん、燃費計だけでなく

外気温や水温計などの表示も出来るのですが

表示出来る数値は一つだけなので

ボタンで切り替える必要がありますね。

やはりCB1300のクラシカルな世界観を邪魔しない為なのか

出来るだけシンプルに簡素化されているように思えます。

 
CB1300SF(SC54)メーターパネル夜

夜になると文字盤が光って見えるのですが

昼間に見た印象とほぼ同じ感じですね。

とにかく余計な演出は一切せずに

出来るだけシンプルにして

バイクとの対話の邪魔をしないような

作りになっているように思えます。

 
VFR800F(RC79)ハンドルまわり

ハンドルまわり・・VFR800F

スクリーンやカウルの大きさが何よりも印象的で

実際に走らなくても

風圧からしっかり身を守ってくれる感がします。

昨今ではアナログメーター自体が珍しくなりましたが

センターにあるアナログのタコメーターは

個人的には好みですね。

 
VFR800F(RC79)右グリップ

右側のグリップまわりを見ると

至って普通ですね。

CB1300では電子スロットル化されるなど

アップデートが行われていますが

VFR800Fは昔ながらの

ワイヤーでスロットルと繋がっているアクセルグリップなので

クルーズコントロールのような物もありません。

 
VFR800F(RC79)左グリップ

左側のグリップを見ると

VFR800Fもグリップヒーターが標準装備されていて

5段階での温度調節もCB1300と同じで

グリップヒーターの温度レベルも

メーターパネルの液晶モニターに表示されます。

その他で特徴的なのは

CB1300と同じく独立したTC(TCS)のスイッチがあり

オンオフが出来るスイッチがあります。

 
VFR800F(RC79)クラッチレバー

油圧式のクラッチレバーが採用されている所も

CB1300との共通点なんですが

VFR800Fではバージョンアップしていないので

アシストスリッパークラッチが採用されていません。

なのでCB1300と比べると

クラッチレバーは若干硬めな印象ですね。

 
VFR800F(RC79)メーターパネル

メーターパネル・・VFR800F

今となってはクラシカルにも見えるのですが

センターにあるアナログタコメーターの左右に

小さな液晶モニターがあるので

同時に表示出来る情報が多いのが特徴ですね。

CB1300と同じく、シフトポジションインジケーターと

燃費計や外気温、水温計も備わっています。

 
VFR800F(RC79)メーターパネル夜

夜になるとこんな感じの雰囲気になります。

 

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