CB1300SF VS VFR800F 合同インプレッション Vol.5 |
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フロントフォーク・・CB1300SF(SP) |
SHOWA製のスタンダードもオーリンズ製のSPも
43mmの正立フォークということで内容的には同じですが
SPではシート高が10mmアップしている事もあり
オーリンズ製のフロントフォークはSHOWA製よりも
少し全長が長くなっています。
正直、スタンダードのCB1300でも
十分以上に優れた乗り心地の良さなのですが
オーリンズの特徴としては
ストローク時のフリクションが極めて少なく
ほんの僅かに体重を乗せただけでも反応して
スムーズにストロークしてくれるので
出来るだけソフトにセッティングすると
おそらく油とコイルスプリングを使ったサスペンションの
物理的な限界点なんじゃないかと思わせるような
究極の乗り心地を体験出来ます。
工場出荷時の設定でも
ある程度柔らかめにセッティングされているので
典型的なツアラーの足ですね。 |
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あと、SHOWA製とオーリンズ製の違いとして
SHOWA製ではスプリングのプリロードと
伸び側の減衰力のみ調整が出来ますが
オーリンズ製ではフルアジャスタブルなので
縮み側の減衰力調整も行えます。
あと、オーリンズでは伸び側と縮み側が独立しているので
左側のフロントフォークで縮み側
右側のフロントフォークで伸び側の調整が20段階で行えます。
ちなみにオーリンズではプリロードのネジを回しても
伸び縮みしてこない特徴があるので
見た目からではプリロードのセッティングが分からないですね。 |
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リアサスペンション・・CB1300SF(SP) |
リアサスペンションはスタンダードモデルのSHOWA製でも
フルアジャスタブルなので
縮み側・伸び側の減衰力調整と
スプリングのプリロードを調整出来るのですが
伸び側15段階、縮み側4段階、プリロードが5段階なのに対し
SPのオーリンズ製では伸び側30段階、縮み側20段階
プリロードは無段階で調整が行えるので
フロントフォーク同様にセッティング出来る幅が広く
自由自在に好みのサスペンションにする事が出来るので
走ってはセッティングをするの繰り返しが面白いですね。 |
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フロントフォーク・・VFR800F |
SHOWA製の43mmの正立フォークということで
CB1300のスタンダードモデルと同じ内容ですが
アルミ削り出しのアウターチューブの美しさは
CB1300SPが装着している
オーリンズ製のフロントフォークにも通じる物があるので
やはりVFRは部品一つ一つに
お金が掛かっている印象がありますね。
工場出荷時の設定では硬くもなく柔らかくもない印象なので
まさにスポーツツアラーな設定だと思います。 |
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フォークトップではプリロードと
伸び側の減衰力のみ調整が出来ますが
減衰力を無段階で調整出来る所も
CB1300のスタンダードモデルと全く同じ内容ですし
フォークトップの見た目もほぼ同じですね。 |
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リアサスペンション・・VFR800F |
リアサスペンションの動きは
ある程度フロントフォークとも連動している所があるので
工場出荷時の状態では
硬くもなく柔らかくもないといった印象は同じですね。 |
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リアショックの減衰力調整は
フロントと同じく伸び側だけ調整が出来ますが
長いマイナスドライバーのような工具が必要です。
VFR800Fは1本で支えるモノショックという事で当然
プロリンクが採用されていますね。
最新のCBR1000RR-Rではリンク構造が変更されている事もあり
長く続いたこの仕様のプロリンクは今後
無くなる可能性がありますね。 |
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リアショックのプリロード調整はタンデムステップの所まで
ダイヤルが延長されているので
タンデムする時や荷物を多く載せる時など
工具を使わずに臨機応変にプリロードを変更出来ます。
縮み側の減衰力が調整出来ないVFRでは
前後ともにプリロードを弱める事で
ちゃんとツアラーしているソフトな足にも出来ますよ。 |
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フロントブレーキ・・CB1300SF(SP) |
SPにはブレンボ製のモノブロック対向4ポッドの
ラジアルマウントキャリパーに310mmダブルディスクで
スタンダードモデルはニッシン製の対向4ポッドキャリパーに
310mmダブルディスクという事で
メーカー云々よりもブレーキの内容自体が違うので
ブレーキレバーから伝わるフィーリングも
当然変わってくるのですが
ブレンボ製キャリパーのもっとも優れた所は
ブレーキレバーを握った時よりも
戻す時のピストンの戻りのスムーズさだと思います。
そんな細かい事よりも
ブレンボのキャリパーが付いているという
ビジュアルの差がもっとも大きいんじゃないでしょうか・・ |
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リアブレーキ・・CB1300SF |
SPもスタンダードモデルも同じで
ニッシン製の片押し1ポットキャリパーに
256mmのディスクなんですが
大抵の大型バイクはこのキャリパーを使っているので
至って標準的なブレーキですね。 |
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フロントブレーキ・・VFR800F |
トキコ製のモノブロック対向4ポッドの
ラジアルマウントキャリパーに310mmダブルディスクという事で
CBR600RRと全く同じブレーキなんですが
ブレーキパッドの摩擦材は違うので
おそらく、あえてCBR600RRのように
ガツンとブレーキが効かないようにして
扱いやすくしているように思えますね。
メーカーが違うだけでCB1300のSPとも全く同じ内容なので
CB1300のスタンダードモデルと比べると
VFR800Fの方が高性能なブレーキになりますね。
トキコ製とブレンボ製のメーカーの違いは
やはりピストンの戻りのリニアさだと思うのですが
使われているブレーキパッドの
摩擦材の違いの方が何より影響が大きいので
CB1300SPのブレンボの方が
握り初めの初期制動から立ち上がりが良い印象なんですが
VFRでもパッドを交換すれば何とでもなる要素ですね。 |
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リアブレーキ・・VFR800F |
リアには250ccクラスのフロントブレーキのような
ニッシン製の片押し2ポットキャリパーに
256mmディスクの組み合わせなんですが
リアに2ポットキャリパーは非常に珍しいと思うのですが
他の車種を見るとCB1000Rが
2ポットキャリパーを採用している事から
ホンダの片持ちスイングアームの車両は2ポットみたいですね。
ブレーキの効きの良さはキャリパーよりも
パッドの素材が大きく影響するという事もあり
高い摩擦力のパッドに交換する事で
2ポットキャリパーの本領を発揮出来るのですが
そもそもリアブレーキを強く掛ける事はないですよね・・ |
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