今回の2台のもう一つの共通点としては
ベース車よりもシート高が高い所なんですが
ローシートを付けないといけないのは
もはやADV160ではなく、このXフォースですね。
125ccのシグナスグリファスと比べると
シート高が30ミリアップしているので
Xフォースのスペック表では815ミリになっています。
シート高が上がった原因は
単純にグリファスのホイールが前後12インチなのに対し
Xフォースでは前後が13インチになっているので
タイヤ外径が大きくなった事が
スペック表から読み取れる原因ですね。
会社的な方向性にしても基本的にホンダは
シート高をなんとしてでも低く抑える傾向にありますが
ヤマハは走行フィーリングを何よりも優先している所があるので
基本的にシート高は高くなる傾向がありますよね。
今回のXフォースはその事が
鮮明に分かる例だと思います。
フラットフロアのスクーターなので
本来はとても敷居が低いスクーターなハズなのですが
同クラスのスクーターと比べて明らかに悪い足つき性によって
乗る事が出来るユーザーが絞られているように思えますね。
それでも車体自体の重量は125ccクラスと同じで軽いので
片足のつま先さえ地面に着けば難なく乗れると思いますが
シートの表皮が滑りにくい素材な事も相まって
お尻をずらして片足を付くというワザも非常にしにくいですね。 |