テストドライブ日記 スズキ スイフト マイルドハイブリッド

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ZC53Sスイフト

グレード:ハイブリッドML
カラー:ピュアホワイトパール
エンジン:1,242cc 直列4気筒
ミッション:CVT
価格:1,625,400円

マイルドハイブリッドがスイフトの主力モデル?

ハイブリッドや1Lターボと比べて

とにかく旋回性能が素晴らしく

ステアリングを切った瞬間に頭の向きが軽やかに変わり

身のこなしが実に軽やかです。

エンジンを高回転まで回しても絶対的な加速力は得られませんが

車体の軽さで加速力を得ているような走りなので

停車時からの発進でも実に軽やかで

1.2LのNAエンジンでも必要十分だと思い知らさせれます。

しかもマイルドハイブリッドの恩恵で

べース車両から車体をほとんど重くすることなく

燃費が良くなっています。

もっともスイフトらしいのが

このマイルドハイブリッドなんじゃないでしょうか。

 
ZC53Sスイフトエンジンルーム

副変速機付きCVT

副変速機付きという事でギア比の幅が通常のCVTより広く

停車時からの加速から高速道路での巡航まで

あらゆる状況で適切なエンジン回転数で走れます。

このギア比の広さが、5AGSや6速ATに対してCVTが持つ

メリットの一つで、より低いエンジン回転数で巡航出来るので

他のグレードと比べても車内の静粛性は際立っています。

副変速機が動作する時のキュイーンと鳴く独特な音も

今回の新型スイフトではほとんど聞こえてこなかったので

遮音もしっかり施されている事が分かります。

CVTを採用するグレードの中でもXGグレード以外の

全てグレードにパドルシフトによるマニュアルモードが

備わっているのですが

シフトアップする時に少し変速ショックを感じるくらい

変速レスポンスを重視したスポーティな設定になっているので

マニュアルモードで変速するのが楽しいですね。

アクセルを踏んだ時のダイレクト感では

トルコンの6速ATの方に分がありますが

変速レスポンスでは圧倒的にCVTの方が良かったので

予想に反して今回のスイフトでは

CVTの方が個人的に気に入っています。

 
ZC53Sスイフトメーターパネル

オルタネーターと兼用している3.1PSの駆動用モーター

メーターパネルのセンターにある液晶は

ハイブリッドモデルと同じですが

タコメーターの所にあったモーターパワーメーターが

水温計になっています。

深めにアクセルを踏んだり、坂道になると

モーターがアシストするのですが、そのアシストするタイミングは

ハイブリッドもマイルドハイブリッドも同じでした。

ただ、本物のハイブリッドモデルとの違いは

モーターのアシストが入るとエンジンの出力を抑えるので

モーターのパワーがエンジンに上乗せされる訳ではなく

モーターのアシストを体感する事は出来ません。

つまり、マイルドハイブリッドでは

燃費が良くなる事だけにモーターアシストが使われます。

 
マイルドハイブリッドのリチウムイオン電池

マイルドハイブリッドの証・・

助手席の真下に置いてあるモーターアシスト用の

リチウムイオン電池で

初期のエネチャージ時代の電池と比べると

容量がアップしているのでアシスト出来る時間が増えました。

 

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