テストドライブ日記 スズキ スイフト ハイブリッド Vol.1

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ZC43Sスイフトハイブリッド

グレード:ハイブリッドSL
カラー:ピュアホワイトパール
エンジン:1,242cc 直列4気筒+交流モーター
ミッション:5AGS
価格:1,949,400円

最上級グレードのスイフト

4代目として2017年1月に登場したスイフトですが

その半年後に追加された正真正銘の

ハイブリッドモデルのスイフトに乗ってみました。

今回のスイフトはとにかくエンジンやトランスミッションの種類が多く

何がなんだかややこしいので整理してみると・・

ベースの1.2LのNAエンジンにはCVTと5速MTが選べます。

1Lターボエンジンにはトルコン式の6速ATのみ。

マイルドハイブリッドはCVTのみ。

ハイブリッドには5AGSのみ。

さらには欧州仕様の足回りを装備したRSモデルは

ベースの1.2LのNAエンジンとマイルドハイブリッドモデルに

用意されていて、 1LターボエンジンはRS仕様のみの設定です。

スイフトスポーツは1.4Lターボエンジンに

6速MTとトルコン式の6速ATが選べます。

ざっと書いてみましたがやっぱりややこしいですね。

個人的にはベースの1.2LのNAエンジンに

5AGSを積んで欲しいと思いましたが

これだけグレードがあるにも関わらず

痒いところに手が届かないのがもどかしいです。

 
ZC43Sスイフトハイブリッドエンジンルーム

91馬力の1.2リッターエンジンに13.6馬力のモーターアシスト・・

モーターの出力が13.6PSって、マイルドハイブリッドなんじゃないの?

って思わないで下さいよ・・

マイルドハイブリッドは3.1PSですから・・

正直、ライバルのトヨタ アクアやホンダ フィットハイブリッドと比べると

ショボすぎるエンジンやモーターのスペックなんですが

なんてったって今回のスイフトハイブリッドは車重の軽さがウリなので

加速性能的には全く問題がないというか

そこらの1.5リッターのガソリンエンジン車よりも速く感じるくらいです。

加速フィーリングはアクセルを全開すると強烈な縦Gが襲ってくる

高出力モーターを積んだトヨタのハイブリッドのような感じではなく

エンジンが主体で加速するホンダのハイブリッドに近い感じなので

慣れ親しんだエンジンの加速フィーリングでした。

多くのハイブリッドカーの全体の印象としては

力強い加速は出来るけど車体が重いのでコーナーリングの性能は

諦めないといけない・・そんなイメージでしたが

スイフトはコーナーリングも諦めなくてもいい

このクラスでは唯一無二のハイブリッドカーだと思いました。

 
ZC43Sスイフトハイブリッドメーターパネル

もちろんハイブリッドではないベースのスイフトと比べると

100Kgほど重くなっているので

ベースのスイフトで感じた旋回時の頭の異常な軽さは

感じませんでしたが、これはそもそも軽すぎる

同じスイフトと比べた時に重さを感じるだけであって

他社のクルマと比較してみると

トヨタの1リッターエンジンを積んだ素のヴィッツよりも

スイフトハイブリッドはさらに10Kgも軽い960Kgしかないのです。

アクアのベース車輌と比べても100Kgも軽いんですよ。

もちろん最上位モデルであるハイブリッドSLのグレードは

装備も充実しているうえでの960Kgなので

その軽さは他社のクルマを圧倒している訳です。

その軽さのおかげで普通に市街地を走る程度の

アクセルの踏み方ではモーターがアシストしてこないというか

エンジンだけでも普通に走りきってしまい

どんどん電池に電気が貯まっていきます。

意図的にアクセルを多めに踏み込んだり

登り坂を走らなければモーターアシストなんて

ほとんど必要ないくらいにとにかく車体が軽いのです。

 

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