Ninja ZX-25R 動力性能の検証 Vol.5 |
最後は2020年型のCBR250RRを想定して 2017年型CBR250RRのアクラポヴィッチの フルエキゾースト仕様とZX-25Rをバトルさせます。 ちなみに伏せた時の最高速度は メーター読みで時速181Km/hなので ZX-25Rと全く同じですよ。 ただギリギリの時速181Km/hなので ZX-25Rみたいにギア比を重くすると さらに最高速が伸びる可能性があるみたいな 余裕は全くありませんけどね。 |
今回はスタート時のクラッチの繋ぎ具合による差を無くすために メーターパネルに時速16Km/hが表示された所で 映像を同期させています。 これだと停車からスタートする瞬間が弱い ZX-25Rに有利な条件になりますが試してみたいと思います。 |
やはり今回は有利な条件なので 低~中回転域でも完全にCBR250RRについていけてますね。 |
1速レッドゾーンまでピッタリ同じ速度でした。 |
2速に入りましたが時速1Km/hの差は メーターの読み取りタイミングの違いだけで ほぼ同じ加速力ですね。 |
2速レッドゾーンまでほぼ同じ加速力ですね。 |
時速100Km/hに到達しましたが 両車ほぼ同じ加速力のようですね。 でも、ここからがZX-25Rの速い領域に入ります。 |
あれれ・・むしろCBR250RRが先ほどよりもリードしてますね。 これがフルエキ仕様のCBR250RRの実力ですか・・ |
さらにCBR250RRが少しずつ引き離しています。 |
さらにCBR250RRとの差が開いていきますね。 |
もはや最初に戦ったCBR250RRとは別物ですね。 ノーマルのCBR250RRではこの領域から 加速が鈍ってくるのでZX-25Rが巻き返すチャンスですね。 |
しかし、CBR250RRの加速が鈍ることなく まさかのCBR250RRが先に170Km/hに到達しました。 |
さすがにこの領域では身体を伏せないと ほとんど速度は伸びていきませんが 最終的にCBR250RRは 身体を伏せていない時のZX-25Rの最高速度を超えました。 この結果からしてフルエキゾーストマフラーに替えるだけで 5PS近く上がっている可能性がありますね。 エンジンは高回転型になればなるほど 排気抵抗がエンジン出力に及ぼす影響が大きいようです。 つまり、クイックシフターさえ要らないのなら 中古のCBR250RRを手に入れて フルエキ仕様にしてしまえば出費は最小で ZX-25Rのパフォーマンスに追いつける事になりますね。 当然、ZX-25Rをフルエキマフラーに替えれば CBR250RRでは手の届かない領域まで 行ってしまう事が想定出来ますが なんせ4気筒エンジンなのでフルエキマフラーの価格は 2気筒エンジンのCBR250RRに比べて2倍前後します。 そうなるとCBR650Rどころか 1000ccクラスの4気筒モデルが普通に買える価格を 総額で出すことにもなるので 最終的には250ccにどこまで拘りを持てるかの 意地の話になってくるかと思います。 維持費が安い事に意地になる・・ ていう事ですか・・ |
最後に今回の走行動画から 音声データだけを抜き取ってきたので 2気筒エンジンと4気筒エンジンのサウンドを比較して下さい。 ※スピーカーの音量にご注意 Ninja ZX-25R(4気筒エンジン) CBR250RR(2気筒エンジン) Ninja400(2気筒エンジン) CBR650R(4気筒エンジン) 車種やメーカーが変わっても エンジンのシリンダー数が同じなら 大体同じ性格の音になることが分かりますね。 |