YAMAHA XSR155 (RG63) インプレッション Vol.1 |
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ヤマハが作っているけど輸入車。 |
ホンダのグロムがヒットした事で分厚くなった
各社125ccクラスのMT車のラインナップなんですが
残念ながらヤマハだけは
125cc~150ccクラスのMT車が全く無いんですよね。
所が海外では125cc~150ccクラスのYZFやMTシリーズ・・
XSRシリーズなどが存在している訳ですよ。
ヤマハが作っているバイクなのに
海外の方がラインナップが豊富だなんて
こんなに悔しい事は無いですよね。
一日でも早く日本でも発売して欲しいのですが
ちんたら待ってもいられないので
インドネシアからの輸入車として購入してみました。
という事で今回はXSR155の
インプレッションをしてみたいと思いますが
時々比較している国内での直接的なライバル車は
排気量で言えばスズキのジクサー150になりますが
価格や立ち位置的にはGSX-S125や
ホンダのCB125Rも入ってきますね。 |
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国産車と輸入車の違い |
国産車みたいに純正部品を注文してから
2日~3日で届くという事は100%無いのですが
XSR155に関してはヤマハが生産しているという事もあり
大抵の消耗部品は国産車と共通の部品が使われている為
同じ部品を使っている国産車の部品を注文したり
その互換品を使う事が出来るので
日常点検整備のレベルで部品に困ることはまずないですね。
あと、輸入車に限らず海外生産している国産車は
どうしても輸送中にキズが付くのですが
国産車ではパーツを交換しての納車となる為
納車時にキズが付いている事は無いのですが
輸入車だと輸送中に付いたキズの修正を行わずに
そのまま販売するので
小傷が付いている事が当たり前というか仕様になります。
なのでお店で実車のキズの状態を確認してから
納得がいく車両を購入した方が良いですね。
保証に関してはメーカー保証が無く
販売店のみの保証という事で
国産車よりも保証期間が短くなります。
以上のようなリスクはあるのですが
国内で販売していない車種が買えたり
国産車と輸入車で同じ車種が並んでいる場合だと
明らかに輸入車の方が安く買えるので
そこにメリットがあります。 |
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デザイン |
日本でもMTシリーズのネオレトロ版として
XSR700とXSR900が販売されていますが
海外で販売されているMT-15のネオレトロ版が
XSR155になります。
レトロな丸目のヘッドライトやテールランプ・・
燃料タンク、シートの形状など
全てがクラシカルな雰囲気を放っていますが
ただ、決定的に違うのは装着タイヤで
XSR700や900は一般的な
オンロードタイヤを履いているのに対し
XSR155ではブロックの大きいトレールタイヤを履いています。
つまり、オフロード走行を想定した
スクランブラーという事になりますね。
ここが国内販売されているXSR700や900との
絶対的なキャラクターの違いだと思います。
アンダーカバーが付いていますが
空力的な意味合いよりも前輪が跳ねた泥を
ここで食い止めてくれる役割の方が大きいですね。 |
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MT-09とXSR155を並べてみましたが
大抵の125ccクラスのバイクは
1000cc前後の車両と比べると
見た目からして明らかに劣ったショボいパーツが
使われている事が多いのですが
XSR155の場合はMT-09に対して
思った以上に見劣りしていないんですよね。
それはやはりフレームやフロントフォーク、スイングアーム等の
見た目での差が分かりやすいパーツに
ちゃんと立派に見えるパーツが使われているからだと思われ
末っ子までMT(XSR)の血統がしっかり
引き継がれている所にヤマハの拘りを感じますね。 |
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ヘッドライト |
レトロでもネオレトロという事で
丸目のクラシカルなヘッドライトでも
ちゃんとLEDのヘッドライトが採用されています。
ロービームでは上半分が発光し
ハイビームでは下側も同時に発光します。
LEDと丸目のヘッドライトとの相性は良く
ちゃんと光が拡散されて明るい実用的なヘッドライトです。 |
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こういう所もヤマハの素晴らしい所なのですが
上のクラスと同じで
ちゃんとホーンも寝かせて固定されていますね。
これによりラジエターに風がしっかり当たりますし
車体の見た目の印象も何だかスッキリします。 |
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テールランプ |
これもネオレトロという事で
見た目はクラシックな丸いテールランプなのですが
ちゃんとLEDが採用されています。
ちなみにウインカーとナンバー灯は白熱電球ですね。 |
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