YAMAHA XSR155 (RG63) インプレッション Vol.2

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XSR155ライディングポジション

ライディングポジション

最近のネイキッドの車両で流行っている

オフロード車のような幅が広くて絞り角の浅い

ハンドルバーが装着されています。

運転姿勢は少しだけ前傾気味になるだけなので

CB400のようなクラシカルなスポーツネイキッドよりも

背筋が起きているので今風の楽なライポジです。

手で車体を押す時の取り回しは

ハンドル位置も高いし車体も軽いので相当楽ですね。

車体自体はフルサイズなので

実際に跨ぐと250ccクラスの貫禄があるのですが

手で車体を押すと完全に125ccクラスの軽さですね。

それでいて高速道路を走れるのですから

そこが155ccの最大のメリットなのかもしれませんね。

 
XSR155シート

シートと足つき性

タンデムシートと一体型になったタックロール加工されたシートが

XSRのクラシカルな世界観をより色濃くしているのですが

シート高は810mmという事で

リッタークラスの大型バイク並なんですが

それでも出来るだけシート高を低く抑えたかったのか

見た目からもクッションが薄いのが分かりますよね。

クッションが薄いとどうしても

硬い素材のクッション材を使う必要があり

お尻に対しての攻撃性が高くなるので

長時間乗るとお尻が痛くなりやすいですね。

シートの形状も平べったい感じなので

その分、排気量の割にはシートの幅は広めなのですが

足を地面に付ける時にシートの角が足つきの邪魔をするので

より足つき性が悪く感じますね。

しかしながら車体重量が134kg程度という事もあり

つま先立ちになったとしても足への負荷は小さいので

足つき性で不安になる事はほとんど無いですね。

身長170センチの短足が跨ぐと

両足のかかとが少し浮く感じになりました。

あと、座面のフラットな部分が多いので

前後の座る位置の自由度が高く

体型や好みに応じてベストな位置で運転する事が出来ます。

 
XSR155ハンドルバー

ハンドルバーまわり

スイッチ類は最近流行のキルスイッチと

一体型になったスターターボタン以外では

特に変わった所も無く昔ながらの感じなのですが

棒状のウインカースイッチが押しやすいのと

ホーンスイッチが丸くて小さく

しかも指から遠くに配置されている事と

ウインカースイッチと明らかに違う感触という事もあって

間違ってホーンを押す事をほぼ100%防げる

地味に優秀なスイッチ類の配置だと思います。

あと、注目すべき点は

最小回転半径が2.2mという事で

ホイールベースに対してライバル車よりも小回りが効くので

ハンドルの切れ角は大きく

これも取り回しの良さに貢献してる要素ですね。

 
XSR155キーシリンダー

キーシリンダーは同排気量のスクーターと同じで

イタズラ防止のシャッター付きのが採用されていますね。

 
XSR155メーターパネル

メーターパネル

これもクラシカルな丸い形状のメーターパネルで

かなりシンプルに見えるのですが

シフトインジケーターが装備されていたり

メーターパネルの左右にあるボタンを押すと

輝度調整はもちろん時計、瞬間・平均燃費や

平均速度、ABトリップなど表示出来る情報は豊富です。

ただ、見た目をシンプルにしたかったのか

写真の時計が表示されている所が切り替わるので

常に何か一つの情報しか表示出来ないようになっています。

その対策としてメーター横にある左のボタンと右のボタンで

進んだり戻ったり出来るので

右ボタンを押し過ぎて時計の表示を行きすぎたとしても

左のボタンを押すことで瞬時に戻れます。

 

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