YAMAHA XSR155 (RG63) インプレッション Vol.4

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XSR155フロントブレーキ

フロントブレーキ

このクラスではよく見かける

片押しの2ポットキャリパーなんですが

制動力は至って普通というか

どちらかというとコントロール性を重視した

摩擦材が使われていますね。

そもそも車体が軽いので

強力なストッピングパワーは必要ないのですが

IRC製のトレールタイヤを履いている事からも

このブレーキのコントロール性の良さが生かされる所は

砂利道などの未舗装路を走る時だと思います。

あと、国内販売されているバイクとの最大の違いは

やはりABSの有無で

インドネシアではまだABSの装着義務が無いので

XSR155でも装着されていません。

 
XSR155リアブレーキ

リアブレーキ

リアブレーキは多くのバイクに装着されている

ニッシンの片押し1ポットのブレーキなんですが

こちらはしっかり効く印象なので

リアブレーキを上手く組み合わせれば

制動力に不満が出ることは無いと思います。

 
YAMAHA_XSR155フロントフォーク

フロントフォーク

最近ではかなり当たり前のアイテムとなっている

倒立式のフロントフォークですが

突き上げ感が柔らかいソフトなセッティングにしてありますね。

そもそも最近のネイキッドは

足まわりのセッティングがソフトなのが流行りですが

トレールタイヤを履いている事もあり

ちょっとしたオフロードを走るには

まさにピッタリなセッティングなので

平気で未舗装路の林道にも突っ込んでいけます。

最低地上高も一般的なネイキッドと比べると高めの

170mmほど確保されているので

オフロード走行には都合が良いですね。

なのでシート高が高かったのは

サスペンションのストローク量を確保しつつ

地上高を確保する為なんだと思うと納得がいきますね。

 
XSR155スイングアーム

リアサスペンション

まるでSSのマシンを思わせるような

スイングアームの中をチェーンが通っている

まさにクラスを越えたクオリティのアルミ製スイングアームですね。

ただ、リアのショックアブソーバーは

プリロードすら調整出来ない固定式で

フロントフォーク同様、フワッとしたソフトなセッティングです。

ストローク量にも余裕があるのか一般的な道路を走っていて

突き上げを感じる事はまず無ないですね。

なのでシートのクッションは硬いのですが

サスペンション自体の乗り心地はかなり良いです。

 

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