新型のブルーコアエンジンを搭載しているNMAXは

シグナスX SRより2.2PSも上回っており

最高速では、シグナスX SRの時速101Km/hに対して

NMAXでは時速106Km/hを記録しています。

CVTの設定でも、NMAXは変速と加速のバランスが良いのに対し

シグナスXでは、エンジン回転数が常に高く維持する加速重視の

設定なので、NMAXと比べてエンジンからの騒音がうるさく

燃費もかなり悪いのです。

（↑1秒の所は0秒が正解なので全体が1秒ズレています）

0-100Km/h加速でNMAXとシグナスX SR4型を比べてみましたが

燃費を無視した加速重視のシグナスX SRでは

エンジンスペックがNMAXより下回っているにも関わらず

スタートダッシュでは、圧倒的にNMAXより速いんです。

しかし、0-100Km/hのタイムでは、NMAXが約21秒に対し

シグナスXが約27秒なのでNMAXの方が速いですね。

つまり、時速80Km/h以下で走る領域ならシグナスX SRの方が速く

時速80Km/h以上の領域ならNMAXの方が速い事が分かりました。

NMAXは、シグナスXと比べるとCVTの変速設定が

燃費方向に振られているので

NMAXに7g（純正は10g）の軽いウェイトローラーを入れて

0-100Km/h加速を計測してみました。

かなり加速が良くなりましたが時速85Km/hまでは

まだシグナスXに負けています。

たぶんNMAXには5gくらいのウェイトローラーを入れないと

加速力ではシグナスXに並べそうもないですね。

しかし、そんな事をしてしまうと、なかなか変速してくれないので

巡航時のエンジン回転数が高くなりすぎて

燃費が悪くなるだけでなく、エンジン音がうるさくなり

NMAXのツアラーとしての快適性を失うことになります。

ブレーキの印象では、シグナスX SRの方が断然良く効く印象です。

車体重量の差も多少は影響しているかもしれませんね。

しかし、NMAXには標準でABSが搭載されているので

ただブレーキレバーを強く握るだけで

ブレーキ性能をフルに発揮する事が出来ます。

制動距離ではNMAXよりシグナスXの方が短く止まれると思いますが

NMAXは、ABSだけでなくリアタイヤがシグナスXより太いので

より車体が安定した状態でブレーキングが出来ます。

なので、シグナスXの制動力を最大まで引き出すには

ある程度の運転スキルが必要ですが

ブレーキング時のスタビリティが高いNMAXでは

初心者のライダーでも安心して

強いブレーキングが出来ると思います。