Mazda ND ロードスター 2ndインプレッション Vol.5

HOME - GARAGE - ROADSTER - 二度目の真実

ND型ロードスター

ボディ補強と空力パーツ。

NDロードスターのボディは、オープンボディ特有の震えなど

微塵にも感じないほどボディ剛性感が高く

歴代のロードスターの中でも、もっとも強固な印象です。

そのボディの構造を見るには、内張や装備品を

全て外す必要がありますが、さすがに厳しいので

オープンボディには重要な

フロア下を覗いてみたいと思います。

まずは車体前方のエンジンルームから・・

 
ND型ロードスターのアンダカバー

エンジンルーム下からサスペンションクロスメンバーまで

アンダーカバー(パネル)が取り付けてあるのでフラットですね。

エンジンルーム下のアンダーカバーには

インシュレーター(遮音材)のような材質が使われているので

フロア下の整流だけでなくエンジンルーム内の音を閉じ込めて

キャビン内の静粛性を高める役目も果たしますね。

 
ND型ロードスター

横から見るとCの形をしているフロントのクロスメンバーですが

ここにはエキゾーストが真上に通っている事もあり

アルミのアンダーカバーが貼り付けてあります。

よく見てみると、右端だけ2重構造になっていて

左右のクロスメンバーを連結するロアアームバーとしても

機能していることが分かりますね。

あと、この写真では分かりにくいのですが

クロスメンバーの両端とボディのフロアが

黒いスチール製のアームで繋げられています。

 
ND型ロードスター

Sパッケージ以上のグレードに装備されている

MTモデル専用のトンネルブレースバーですね。

軽さと強度を両立する為か、これもアルミの2重構造ですね。

薄いので地上高も確保出来ますし、空力的にも良いですね。

 
ND型ロードスター

フロアの後ろ側にもアルミの補強材が装着されています。

これは先代のNCロードスターにも取り付けてありましたね。

フロアの床下を見るだけでも

やたらに高価なアルミ材を使っている事が分かります。

最初から、ここまでボディを補強しているので

太いSタイヤを履かせてサーキットを走らない限り

何も補強する気にならないですね・・

強いて言うならフロントのタワーバーくらいで

十分なんじゃないですか・・

 
ND型ロードスター

マフラー

排気音のサンプル(MP3)

車体最後尾にあるマフラーのメインサイレンサーなんですが

排気音を小さくするだけでなく

アンダーカバーの役割も果たすためなのか

平たい形状をしていますね。

車体前方から流れてきた空気がリアバンパーに

当たらないように、バンパー手前の隙間を上手に埋めています。

強度を保つために凹凸が付けられていますが

整流効果も同時に狙っているようにも見えますね。

しかも、歴代ロードスターの最大のウリでもある

50:50の前後重量バランスは

このサイレンサーの重さが重要で

リアタイヤのトラクションにも大きく関わっています。

NDロードスターにとって、このマフラーは

一石二鳥どころか、多くの役割を果たしているようですね。

ちなみに排気音は、JASMA認定の社外品マフラー並に

音量があるのでビックリしますね。

 

Vol.1 > Vol.2 > Vol.3 > Vol.4 > Vol.5 > Vol.6