HONDA モンキー125 ブロックタイヤの装着 Vol.5

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ホイールバランサー

最終項目のホイールのバランス調整を行います。

さすがに専用の道具が必要なので

水平が取れる安いホイールバランサーを手に入れました。

ちなみにベアリングは608サイズなので

スケートボードの高性能なベアリングに取り替えれば

高精度のホイールバランサーに変貌しますが

そこまで神経質にならなくても良いと思います。

 

ホイールバランサーに付属している

シャフトは250ccあたりからのホイールに通せるサイズなので

原付~125ccの小さいベアリングのホイールには差し込めません。

別途、10パイのシャフトを用意する必要があります。

デイトナより安かったのでDRCのを使っています。

 
バランスウェイト

バランスウェイトも別途用意します。

黒いホイールには黒いウェイトを使うと目立たないので

ホイールの色に合わせて用意してください。

普通のウェイトでも黒マジックで塗れば目立たなくなりますよ。

ちなみに金属なんですが少し柔らかいので

万能ハサミで簡単に切断できますよ。

 

まず最初にホイールを確認して

既存のバランスウェイトが付いていたら外します。

ステッカー剥がしに付属している樹脂のヘラを使うと

簡単に外せますよ。

ヘラだけでも外せますが

出来るだけホイールにキズを付けない為にも

液を垂らしてから作業をした方が良いですね。

 

それではホイールのバランス取りを行います。

予めホイールからはアクスルカラーを外して

シャフトの金具を左右からホイールのベアリングに

当てて六角レンチでイモネジを締めてロックさせます。

バランス取りの最重要ポイントはここで

ホイールが回った時にちゃんとシャフトが

回っている事が重要です。

シャフトが回らずホイールのベアリングの所で

空回りしている状態だと高い精度で

バランス取りする事は出来ません。

ホイールにしっかりシャフトを取り付けるコツは

シャフトを縦に立ててからホイールを上から乗せて

重みを利用して金具を固定するとしっかり取付出来ますよ。

 

ホイールを数回転がすというか

ホイールから手を離せば勝手に重い部分が

下に行くのでホイールの動きが止まったら

頂点の12時の所にマジックで印を書きます。

毎回同じ所が頂点にくると思うので

そこにバランスウェイトを仮止めしておきます。

予めウェイトを張る周辺をシリコンオフを吹いて

汚れや脂分を拭き取っておきます。

とりあえず10gを貼っておきましょうか・・

希に最初からバランスが良い状態だと

何回回しても頂点の位置がばらけます。

その場合はバランス調整を行う必要はありません。

 

次はホイールを回転させて9時、あるいは3時の方向に

さきほど貼り付けたバランスウェイトを移動させて手を離します。

ホイールが回転してウェイト部分が下がれば

10gよりも軽い5gのウェイトに張り替えて

もう一度この作業を繰り返します。

 

逆に、ホイールが回転してウェイト部分が上がれば

ウェイトを追加して重くしていきます。

最終的には9時、3時の位置でホイールから手を離しても

ピタっと回転が止まるようにします。

ホイールを軽く回転させて毎回同じ位置で停止しなくなったら

バランス調整が出来た事になります。

 

仮止めで調整が出来たら

バランスウェイトの裏側に付いている両面テープを使って

同じ場所に貼り付けます。

バランスウェイトはホイールの左側、右側に

同じ重さのウェイトを貼り付けるのが理想的なので

10gでピッタリな場合は、ホイールの左側と右側に5gずつ貼ります。

 
オフロードタイヤのモンキー125

という事でタイヤの組み込み作業が完了しました。

ブロックタイヤに変えるだけで

モンキー125をかなりオフロード寄りに持って行けます。

70扁平の薄いタイヤになった事で

足つき性がさらに良くなり

まるで子供用のポケバイに乗るような感覚で乗れるので

さらに気軽さが増します。

ちなみにタイヤの外径が小さくなった事で

ギア比が約時速3Km/h分だけローギヤードになります。

純正のギア比に戻したい場合は

フロント側のドライブスプロケットを純正の15Tから

16Tに変える事で約時速3Km/hほどハイギヤードになるので

純正タイヤと同じギア比に戻りますよ。

ただ、この時速3Km/h分のローギヤード化が

林道の未舗装の道では丁度良いギア比になるので

ブロックタイヤに変わるだけでなく

ギア比も同時にオフロード向きに変わってくれるので

一石二鳥なんです。

 
モンキー125オフロードカスタム

アスファルトの舗装路での空気圧は

190~200KPaがベストで

ダート等の未舗装路を走る場合は

150~160KPaくらいがベストなんですが

低い空気圧でアスファルト路面を走ると

どうしてもハンドルを切った方向に持って行かれる

ダルなフィーリングになります。

逆にアスファルト路面で空気圧が高すぎると

ブロックタイヤの特性上、路面との接地面積が

より減ってしまい直進安定性が悪くなります。

当然、ブロックタイヤなので

モンキー125の純正タイヤと比べると

どうしてもアスファルトのような舗装路での走り心地は

あまり良いフィーリングではないので

最初は違和感があると思いますが

そのうち慣れると思います。

未舗装での林道では圧倒的にトラクションが良くなるので

スタックする回数が減りますし

スタックしてからの脱出も断然しやくすくなるので

より深い山の奥へと進むことが出来るようになります。

 
   
 
 
 

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